2019/02/23

1391(UBSスイス株ETF)を売却

スイス株に特化したオンリーワンなETF、1391を売却しました
  • 私の投資はBuy & Holdが基本戦略のため、株価が低迷していても業績が伸びていれば保有し続けるスタンスですが、スイス株については株価も業績もいまいちな状況が続いています。1391はNISA口座で購入していたという事情もあり、含み益のあるうちに利益確定をしたいと考えていました。
  • また、ここ数年で保有銘柄がかなり増えたため、最近、ポートフォリオの管理にGoogle SpreadsheetのGooglefinance関数を使うことを考え始めました。ただし、Googlefinance関数は1391等の東証上場銘柄には対応していないので、含み益のあるうちに1391を売却してしまおうと決めました。
  • 500株を1580円で購入して1900円で売却したので、16万円の売却益が出ましたが、NISA口座のおかげで非課税でした。




1391のポートフォリオ構成
  • ヘルスケアと生活必需品の2セクターで60%を超えています。ヘルスケアと生活必需品は需要が景気に左右されづらいため、不景気であっても比較的株価が下がりづらいと言われています。

(2019年1月時点。出所:https://www.ubs.com/2/e/files/RET/FS_RET_LU0979892907_JP_JA.pdf)



  • 上位10銘柄の構成です。スイスは800万人ほどの小さな国で、日本で言えば大阪府ほどの人口しかいませんが、世界的な大企業をいくつも擁していることが分かります。

(2019年1月時点。出所:https://www.ubs.com/2/e/files/RET/FS_RET_LU0979892907_JP_JA.pdf)



Google Spreadsheetでポートフォリオ管理できるように!
  • Google SpreadsheetのGooglefinance関数を使えば、リアルタイムで株価や配当利回りを計算することができます。リスク分散のため複数の証券会社を使用している投資家や、配当金収入を重視している投資家の場合、ポートフォリオ管理には手間がかかりがちですが、Google Spreadsheetを使えば自動でデータ更新を行うことができ、とても便利です。
  • なお、1391(スイス株ETF)のほかに、1349(アジア国債ETF)という東証上場ETFを保有していますが、1391は2821というTickerで香港にも上場しているため、あたかも香港上場銘柄として計算すれば、Google Spreadsheetで管理できます。

2019/02/17

2019年1月の配当金収入

配当金収入は、税引き後で31,824円でした

  • 2018年に買い増しした銘柄からの配当金が貢献したことや、入金タイミングのずれにより、2018年1月と比べて25,517円増加しています。



銘柄ごとの内訳

  • DISやBSVなど、2018年に購入した銘柄も貢献しています。
  • 短期債券ETFのBSVと業績がいまいちな資源株のABXおよびNTRは増配が期待できませんが、その他の銘柄についてはコンスタントに増配してくれるのではと期待しています。



配当金収入の推移

  • こちらは、ブログを始めた2013年以降の年間配当金収入の推移です(2019年は1月分のみ)。2019年は始まったばかりですが、年間配当金収入は税引き後で40万円を超えると予想しています。

2019/02/16

オンライン医療のTDOC(テラドック)が気になる

テラドックは、オンライン医療の米国最大手
  • 医療費はどこの国にとっても財政の重荷であり、コスト効率に優れたオンライン医療には追い風が吹いています。
  • 1月に中国のPing An healthcareの株を購入しましたが、テラドックもPing An healthcareと類似の業態であり、風邪などの緊急性の低い症状についてオンラインで診察してもらうことができます。


業績の推移。順調に成長しているものの、今のところ赤字
  • 赤色の売上高が最も勢いよく伸びています。青色の発行済み株式数も増加しつつありますが、成長途上の企業なのでやむを得ないと考えています。
  • 売上高は伸びていますが、利益率(損失率)は徐々に改善しているため、営業損失や純損失はほぼ横ばいです。


利益率の推移。黒字転換はいつ・・?
  • 営業利益率は徐々に改善してきています。単純に線形のトレンドで推移すると、あと1~2年で黒字へ転じることができるのではと妄想しています。



一株あたりの売り上げと純利益の推移
  • 2017年の第2四半期から第3四半期にかけて売り上げが大きく伸びていますが、買収の影響です。買収の影響が含まれない2017年第3四半期から2018年第3四半期にかけての売り上げの伸びは30%ほどです。
  • 未開拓のマーケットが大きいため、年率30%程度の伸びは維持できると楽観視しています。


株価は不安定。買い時は来るか
  • 2018年に30ドル台から80ドル台へ上昇しましたが、年末にIT株全般が売られた流れで急落しました。2019年に入り株価は持ち直していますが、まだ黒字には転じていないので、しばらくは株価が不安定な状況が続くと思います。株価の推移を見つつタイミングが合えば購入したいです。
(出所:https://www.google.co.jp/search?q=tdoc&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t)

2019/02/11

0384(China Gas Holdings)を買い増し

24HKDで1000株買い増し
  • 1月に27.5HKDで1000株購入しましたが、株価が1割ほど下落したので買い増ししました。


石炭からガスへの切り替えは、電気自動車と並ぶ中国の国策
  • 中国といえば大気汚染が深刻なことが有名ですが、その主な原因は石炭と自動車です。
  • 中国は世界最大の石炭埋蔵国かつ石炭生産国であり、中国で消費されるエネルギーの6割が石炭です(世界平均は3割)。ただし、石炭は燃焼時に発生する煤煙が深刻な大気汚染を引き起こすという欠点があります。特に、家庭の暖房や工場の熱源としての利用では、煤煙の処理が甘く、大気汚染の原因となっています。このため中国政府は、家庭の暖房や工場の熱源を石炭から天然ガスへ切り替えを国策として進めています。
  • なお、自動車については、排気ガスによる大気汚染が問題となっており、対策として、中国政府は電気自動車の普及を推し進めています。深圳などの一部の都市においては、バスをすべて電気自動車に切り替え済みであり、中国における電気自動車の普及は世界トップクラスと言われています。
  • これらの国策で恩恵を受ける中国企業としては、電気自動車の製造(BYD等)、天然ガスの生産(CNOOC等)、天然ガスの供給(China Gas等)と大きく3つの業態が存在します。BYDやCNOOCは常に新規参入者と戦い続ける必要があるため、利益も不安定になりやすいと考えています。一方、China Gasが行っている天然ガスの供給については、ガス管という資産が新規参入を防ぐ防波堤となり、安定的に利益を上げることができると期待しています。
(出所:https://www.ene100.jp/zumen/1-1-8



株価の推移。2017年から2018年にかけて急騰し、現在は調整中
  • 2017年の前半まで10HKDほどの水準で横ばいでしたが、石炭からガスへの切り替え政策で期待が高まり、2017年から2018年にかけて株価は3倍ほどに急騰しました。
  • 天然ガス価格の引き下げといった政策面でのリスクもありますが、今後も一株利益と一株配当を増やしていくことができると期待しています。

(出所:https://www.google.co.jp/search?q=0384+stock)

2019/02/01

2328(中国人民財産保険)を買い増し

中国人民財産保険は、中国最大手の損害保険会社
  • 中国人民財産保険は国営の損害保険会社で、かつては中国の損害保険業界を独占していた時期もありました。1980年代から民間保険会社の参入が解禁され、中国人民財産保険のマーケットシェアは徐々に低下していますが、2018年上半期のマーケットシェアは34%もあり、依然として中国で最大手の損害保険会社です。
  • 損害保険のようなオールドエコノミーは規模が大きいほど競争上有利です。このため、中国という巨大市場で圧倒的なポジションにある中国人民財産保険は、今後も有利な状況で比較的高い利益率を上げてくれるのではないかと期待しています。
  • ちなみに中国人民財産保険、英語ではPICC P&Cと呼ばれています。PICCはPeopole's Insurance Company of Chinaの略で、P&CはProperty & Casualty(損害保険という意味)の略です。略さないとすごく長い名前ですね。

中国人民財産保険、収入保険料が凄い!!
  • 中国人民財産保険の2017年の収入保険料は3053億人民元(約4.9兆円)でした。一方、日本の最大手の損害保険会社(東京海上日動)の場合、2017年度の正味収入保険料は約2.1兆円です。収入保険料で比べると中国人民財産保険は2倍以上の規模があります。
  • すでに巨大企業となっている中国人民財産保険ですが、以下のグラフの通り、収入保険料は、年率10%以上のペースで伸び続けています。自動車の保有台数が増えると自動車保険の売り上げが増加するように、損害保険の需要は経済成長とともに増加します。中国のGDP成長率は低下しつつありますが、それでも6%ほどあるため、中国人民財産保険は今後も収入保険料を伸ばしていくと予想しています。
(出所:https://www.epicc.com.cn/touzi/en/gongsibaogao/)

約8.1HKDで2000株を買い増し
  • 元々2018年5月に2000株を購入しましたが、株価が低下してきたため2000株を買い増ししました。今後も株価の推移を見つつ、機会があればコツコツと買い増ししていきたいです。
  • なお、中国人民財産保険は2018年6月に無償割当(2000株当たり1000株)をしましたが、私が中国株の取引に使っているSBI証券では無償割当分が強制的に売却されてしまいました。単元株である2000株未満の割り当てのためなのか、あるいはSBI証券の仕様なのかは不明ですが、無償分割で保有株は増えませんでした。
(出所:https://www.google.co.jp/search?q=2328)