安定成長していたものの、大暴落へ
- SRCLは医療廃棄物の処理業者です。2015年までは指数関数的に成長しており、高成長に魅力を感じて2016年に100ドルで50株購入しましたが、その後、業績が低迷し、回復しそうもないため60ドルで全て売却しました。
SRCLの業績の推移
- 2016年までは見事な成長を続けていましたが、2017年以降、売上高(赤線)の伸びが止まっており、また利益(黄線)がマイナスの状態にあります。
- 利益率の急低下が著しいです。SRCLの中核事業は医療廃棄物の処理で、一定の参入障壁があるのですが、参入障壁を活かせず利幅が削られています。SRCLは2015年にShared itという機密便所処理業者の大型買収を実施しており、2016年に購入した際には、利益率の低下はShared itの統合に伴う一時的な影響と楽観視していた。しかし、実際には利益率の低下は止まらず、マイナスまで落ち込んでしまいました。
- 一株あたりの売上高、営業利益、純利益、配当金の推移です。2017年以降は利益が出ていない状態が続いています。
SRCL最大のリスクは巨額のGoodwill(のれん)
- SRCLは小規模な廃棄物処理業者を買収することで高成長を遂げてきました。買収に際して、被買収企業の純資産以上の価格で買収すると、SRCLのバランスシートにGoodwill(=買収価格-被買収企業の純資産)が発生します。
- 事業が好調であればGoodwillは気にならないのですが、利益率が低下した状態が続くと、Goodwillを一気に減損処理する必要が生じます。SRCLには$3B(3300億円@USDJPY110)ものGoodwillがあり、SRCLの純資産は$2.5Bほどしかないので、仮にGoodwillを全て減損処理すると債務超過してしまいます。
酷使しまくっているベルオムをメンテします
- 2014年に購入して5年以上メインで履いている靴になります。革靴はスコッチグレインのものばかり計4足持っていますが、メイン(ベルオム:756BL)、雨用(シャインオアレイン)、休日用(オデッサⅡ)、冠婚葬祭等(オデッサ)という使い分けにしています。
- こちらの画像は、磨く前の靴の状態です。結構くたびれている感じがするのと、クリームが落ちてしまい乾燥気味ですね。早速、馬毛ブラシをかけて埃を落としていきます。ちなみにこのベルオムは、2018年に一度、靴底の張替えをしてもらっています(リンク)。
まずは馬毛ブラシでホコリを落とします
- クリームとホコリが混じらないよう、丁寧にブラッシングしていきます。本当は毎日ブラッシングするほうがいいそうですが、忙しくてなかなかできていません。
きれいになったところで乳化性クリームを塗ります
- コバブラシを使って乳化性クリームを靴の表面に塗っていきます。ただし、塗るといっても、所々にクリームを置いていくぐらいで、コバブラシではあまり刷り込まないようにすると良いそうです。ちなみに、靴クリームには乳化性と油性がありますが、光沢を出しやすいがメンテが難しくなり上級者向けなのが油性、革にやさしいく初心者向けなのが乳化性となります。
SAPHIRは名門ブランド?
- 使っている靴クリームはSAPHIRのものですが、同社のホームページを見てみたところ、歴史のある名門ブランドのようです。スコッチグレインで靴を購入した際についでに購入したものなのですが、さすがスコッチグレイン、靴クリームも良い品を置いているようです。
クリームを豚毛ブラシで馴染ませていきます。
- 豚毛ブラシで馴染ませた後の状態です。一番最初の写真と比べて、革に光沢と潤いが出てきた気がします(よね・・?)
乾拭きして靴に光沢を出していきます
- Amazonなどで乾拭き専用の布も売っていますが、いちいち買うのももったいないので、古くなったYシャツを切って使っています。
- 乾拭きした後の状態がこちらです。乾拭き前と比べると、靴の高の部分の光沢感が増したような・・。
靴磨き翌日は出社が楽しい気がする!
- 靴ひもを通してメンテ終了です。靴磨きをした翌日は、革靴を履くのが少し楽しくなる気がします。ちょっと嫌な案件が控えている日など、出社がイマイチゆううつな日は、前日に靴磨きをすると気分が高まるかもしれませんね。
先月の配当金収入は税引き後で53,274円でした
- 年2回配当の中国株(China Gas、China Water)から配当金が入ってきたこともあり、一月あたりの配当金としては2019年で最高額となりました。なお、業績がイマイチなAIGは売却してしまったので、AIGから配当金を頂くのはこれが最後かもしれません。
年初からの累計配当金は364,920円となりました
- 11月と12月の配当金を合わせれば、40万円は軽く突破できそうです。
年間配当金の推移
- 2016年は売却や円高のため対前年で減少してしまいましたが、他の年は対前年で増加し続けています。2020年は50万円突破を目標にできそうです。
買い増しにより保有するChina Waterは20000株に
- China Waterの株価が下がっていたので、6HKDで10000株買い増ししました。元々10000株保有していましたので、保有するChina Waterは合計20000株、投資額は約180万円となりました。
水道は強固なサブスクリプション・ビジネス
- 最近は、動画ストリーミングなどの「サブスクリプション・ビジネス」が流行語となっていますが、水道などのインフラもサブスクリプション・ビジネスの一種なんですよね。
- 水道の他、電気、ガス、通信、鉄道、道路といったインフラは数十年以上の長期に渡り利用され続けています。中でも水道は一社独占の状態になりやすく、非常に強固なサブスクリプション・ビジネスだと思います。
China Water、売上高の推移
- China Waterの業績をまとめました。売上高(赤線)は勢い良く伸びており、年率で20~30%ほどの高成長となっています。
China Water、利益率の推移
- 営業利益率、純利益率ともに安定して推移しています。水の需要は景気サイクルの影響を受けづらく、今後も安定して利益を出してくれると期待しています。
China Water、一株利益の推移
- 営業利益、純利益、配当ともにきれいに伸びています。水道インフラ事業だと資本を食いそうですが、China Waterは増資せずに企業規模を拡大できており、結果として一株当たりの利益や純資産は右肩上がりとなっています。
気になる点はバランスシートのレバレッジ
- China Waterのビジネスモデルは、銀行借入で資金調達し水道インフラに投資するというものです。China Waterは水道インフラへの投資を続けており、負債も増加傾向にあります。
- 借入が多い点は要注意ですが、現状、利払い費用は営業利益の1割ほどの水準であり、持続可能な水準だと思います。負債比率(負債÷資産)や、営業利益に対する利払い費用の割合をチェックしつつ、継続保有したいです。
業績低迷が続いているため売却
- 日本ではあまり知名度がないかもしれませんが、AIGはニュージーランドのラグビーチーム「オールブラックス」のスポンサーになっていますので、最近テレビでAIGのロゴを見た方は多いと思います。AIGはリーマンショック前はグローバルでも最大級のグローバル保険会社として存在感がありました。しかし、サブプライムローンのCDS引き受け事業で巨額の損失を負ったため倒産しかけ、事業をリストラして今日に至っています。
- そんなAIGですが、リーマンショックの傷も癒えた2014年に50ドルで100株購入しました。しかし、ここ数年業績が低迷しており回復の兆しがなかなか見えないため残念ですが55ドルで100株全て売却しました。
AIGの業績推移(売上高、当期純利益)
- 売上高(赤線)が低下傾向にあり、なかなか下げ止まりません。2015年以降、利益がほとんど出ていないため、不採算事業の整理や不採算契約の削減を行うことは必要だと思いますが、縮小均衡に陥ってしまっているようにも見えます。
- どの業界であっても、事業において一定尾固定費がかかりますので、規模(マーケットシェア)が大きい会社ほど有利です。縮小均衡が続くと固定費の負担が重くなり、さらに収益性が低下する悪循環となってしまいます。
AIGの業績推移(利益率)
- 売上高当期純利益率(青線)とROE(赤線)の推移です。2012年から2014年は比較的良い状態でしたが、その後利益率の低下傾向が続いています。
AIGの業績推移(一株利益、配当)
- リーマンショックでつぶれかけた2009年の損失がぶっ飛んでいますが、2015年以降はほぼ利益ゼロで推移しており、稼ぐ力が弱っていると考えています。
同じ保険会社でもTRVは堅調そのもの
- TRV(トラベラーズ)は、一応NYダウ30銘柄なのですが、日本ではほとんど知られていない地味な会社です。ただし、その事業は堅調そのもので、投資家としては注目に値する存在だと考えています。
- TRVの業績ですが、売上高(赤線)はほぼ横ばい、当期純利益(黄線)はやや減少傾向ですが、発行済み株式数(青)がものすごい勢いで減少しており、一株当たりの価値は高まっています。
- 利益率の推移。金利が低下傾向にあるため、資産運用で利益を出しづらく、やや利益率は低下傾向にありますが、それでも10%程度のROE(赤線)を安定して出しており、安心して投資できます。
- EPS、DPSともに増加傾向にあります。2011年や2017年はEPSが落ち込んでいますが、これはTRVが事業展開している米国で災害が多かったことが主要因であり、景気サイクルの影響とは分散が効いていることになります。ポートフォリオ分散という面においても、TRVは頼もしい投資先ですね。
運用資産は3974万円でした
- 記録を付け始めて以降、過去最高額となりました。少し円安トレンドになっているので、来月には4000万円突破できるかも。
- 運用資産の一覧はこちらです。9月末からつみたてNISA以外の売買はしていませんが、米中貿易摩擦が懸念するとの期待感から保有株が少しずつ値上がりしてくれました。
ポートフォリオの構成比をグラフにしました
- ざっくり、左半分が現預金で右半分が株式という構成です。リセッション入りは近いと予想し続けていますが、なかなか実現してくれません。給与やボーナスで現預金を増やしつつ、優良銘柄が割安になることがあれば買い増ししていきたいです。