今更ですがFacebookを購入しました
- 200ドルで30株購入しました。コロナウイルスの影響で少し株価が下がり気味だったこともあり購入してみましたが、株価チャートを見ると株価はまだまだ最高値圏にいますね。実は、2018年末に株価が下がった際に買うか迷っていて結局買えなかったんですが、あの時買っていれば・・(^^;)
Facebookの魅力は安定高成長
- Facebookの売上はほぼ全てが広告収入で、FacebookやInstagramのユーザーに広告を見てもらうことが収入源となっています。2019Q4の場合、売上は21,082百万米ドル、同じくユーザー1人当たりの売上は8.52米ドルでしたので、ユーザー数は21,082百万÷8.52=24.7億人となります。売上を伸ばすためには、「ユーザー数を増やす」「ユーザー1人当たりの売上を増やす」このいずれかを達成する必要がありますが、先進国ではユーザー数の伸びしろは大きくないため、これからは途上国でユーザー数を増やしつつ、ユーザー1人当たりの売上を伸ばす(FacebookやInstagramの閲覧時間を増やす、広告から購買に至る率を上げる、より高額な商品の広告を掲載する)ことが求められますが、いずれも上限があるため、やがて売上の成長率はGDP成長率に収束していくと考えています。
- 業績の推移は以下の通りです。2019Q1、2019Q2に制裁金をかけられたため2019の営業利益・純利益は前年対比で減少していますが、その他の年は右肩上がりで伸びています。安定した利益率を出しているため、将来のEPSの伸びを予測するうえでは売上の伸びが重要になると考えています。売上の伸び率は、2014→2015:35%。2015→2016:50%、2016→2017:45%、2017→2018:39%、2018→2019:29%と推移しています。前述の通り、売上の伸び率は今後も徐々に低下していくと考えていますが、(コロナウイルスの一時的な影響を除けば)急減減速というよりも、25%、20%、15%、12%、10%・・・といった推移になると考えています。
- 2019年はQ1とQ2に巨額の制裁金をかけられたため利益率が落ち込んでいますが、その他の年は高い水準で安定しています。
- PERは約30倍とS&P500のPER22よりも高めの水準にありますが、EPSの成長率の高さを踏まえると、S&P500よりは割安感があると考えています。
9450円で100株買い増し
- コロナの影響で株価下がっていましたので買い増ししました。JR東日本は、2019年12月に200株と購入していましたので、今回買い増ししたことにより、保有株は計300株となります。
JR東日本、コロナの影響は?
- 訪日中国人の減少がダイレクトに影響しそうですが、JR東日本のインバウンド関係の売上は2018年度実績では、鉄道事業で260億円、生活サービス事業(デパート等)で151億円です。JR東日本全体の売上高は3兆円規模ありますので、インバウンドの占める割合は2%弱と限定的です。
- インバウンドの減少以外に、国内観光需要の減少や、出張の自粛という形でもコロナの影響は生じる見込みですが、業績が大きく崩れするほどのインパクトはないと考えています。
業績は右肩上がり
- 一株あたりの営業CFやEPSは着実に伸びています。営業CFとEPSの差が大きくなっていますが、これは減価償却費が重くなっているためです。
- JR東日本では2000年代後半から生活サービス事業での投資を増やしてきましたが、有形固定資産の減価償却は定率法で行っているため、現在は、積極投資した有形固定資産の減価償却費が重い段階にあります。今後、新規投資を絞り減価償却費が次第に落ち着いてくれば、その分だけEPSが増加し、営業CFとEPSの差が小さくなっていくと考えています。

5.5HKDで500株だけ買い増し
- China Gas等の中国株からいただいた配当金が貯まってきたので、少額で購入できるDali Foodsを買い増しすることにしました。Dali Foodsはもともと2019年に500株購入しましたが、今回500株買い増ししたことで、現在の保有は1000株となりました。
- Dali Foodsの事業は売上高ベースでは、食品事業と飲料事業で半々の構成となっており、食品事業ではパンやスナック菓子、飲料事業ではエナジードリンクや豆乳を販売しています。ネスレやコカコーラのような食品事業や飲料事業は先進国で過去何十年も安定成長してきており、長期スパンで先進国に追いつこうとしている中国において食品や飲料事業を展開をしているDali Foodsもネスレやコカコーラのような成長を遂げる可能性が高いと考えています。十年後にDali Foodsが中国版ネスレや中国版コカコーラと呼ばれていることを期待し、今後も少しずつ買い増ししていきます。
Dali Foodsの業績推移
- 発行済み株式数、売上高等の推移です。売上高(赤)は年率10%~20%程で伸びています。成長率は少しずつ鈍化していますが、中国の経済成長率の高さや、ライフスタイルの変化(米からパンへのシフトや、お茶から清涼飲料水へのシフト)を考慮すると、10%弱の成長率は維持できそうです。
- 利益率の推移です。Dali Foodsは2015年後半に上場して資本調達したため、2015年から2016年にかけてROEは急低下していますが、上場の特殊要因を除けば安定して推移しています。
- 一株データの推移です。EPSも着実に伸びています。ROEが高いビジネスモデルのため、EPSの結構な割合を配当に回せることも投資家目線では魅力的ですね。
Dali Foodsの株価推移
- 2018年初に8HKD近くまで上昇したのち5~6HKDのレンジで横ばいで推移しています。個人的には株価チャートというよりもEPSやPERを重視して購入タイミングを決めていますので、今回の買い増しにあたっては株価チャートは見ていませんでしたが、この株価チャートを見ると5HKDぐらいまで下げてから買ったほうがよかったのではと思えてきます。
1月の配当金は・・?
- 税引き前で33,276円、税引き後で23,869円となりました。下表のとおり1月は4銘柄から配当をいただいたわけですが、昨年12月には12銘柄(!)から配当を頂いていましたので、12月と比べて少し物足りない感じがありますね。
- 1月といえば、以前はTRVの他に同業(保険会社)のAIGやAXSからも配当金を頂いていたのですが、AIGやAXSはここ数年保険引き受けの利益が不安定で、長期的な安定成長が期待できないと考えいずれも昨年売却しました。TRVは保険引き受けや資産運用でそこそこ安定的に利益を出しつつ、積極的な自社株買いで着実に発行済み株式数を減少させてEPSを成長させるというスタイルの経営をしており、AIGやAXSと比べてEPS成長力が高いと見込んでいます。
年初からの配当金の推移
- 2019年1月の税引き後配当金収入は31,824円でしたので、2020年1月の23,869円は約25%減の水準となります。AIGやAXSを売却してしまったので、減少は仕方がないのですが、対前年で減少すると少し寂しい気分です。
2013年以降の年間配当金の推移
- 2020年は年間で50万円を目標にしていますので、目標に対する進捗率は約5%(=23,869÷500,000)です。自分の場合、配当金収入は3,6,9,12月が多いので、1月や2月は進捗率が低くてもしかたないですが、まとまった配当金が入ってくる3月の末には進捗率25%までいきたいところです。
運用資産は4321万円となりました
- 2020年1月1日時点の4280万円から一か月で41万円増えていますが、1月に給与口座から現金25万円を入金したので、残りの16万円が株価変動による増加額です。
- 1月1日以降の売買としては、CTSHを80株買い増しした他、TSCOを55株新規購入しています。いずれも日本では知名度のない会社ですが、過去10年以上にわたり着実にEPSを伸ばしており、今後も安定成長してくれるものと考えています。
コロナウイルスの影響は?
- 年初からの下げが目立っているのはPICC P&C(2328:HK、中国最大の損害保険会社)です。コロナウイルスで死者が出ると保険金の支払いが増えると懸念されているのだと思いますが、報道によればコロナウイルスの死亡率は2〜3%くらいのようですので、そもそも全員が感染するわけでない点を加味すると、コロナウイルスに伴う保険金は総保険金額の0.1〜1%くらいになりそうです。肝心の総保険金額が分からないのでなんとも言えませんが、もし分かれば株価下落が買い増しのチャンスになりそうです。
- 一方、年初からの上げが目立っているのはPing An Healthcare(1833:HK、中国最大のオンライン医療プラットフォーム)です。コロナウイルスが蔓延している武漢では、病院に多数の患者が殺到しており、なかなか診察してもらえない状況にあるそうです。しかし、そんな武漢でも、自宅で手軽に受診できるオンライン診療であれば、武漢以外に住む医者が武漢の患者に医療を供給でき、また、武漢の患者にとっても病院で長時間待つことも、他の患者からウイルスをうつされる心配もなく医療にアクセスすることができます。今回のように、特定地域で医療の需給バランスが崩れる状況は、オンライン医療が最も強みを発揮できる状況ではないでしょうか?
ポートフォリオ構成
- 株式が55.3%、現預金と短期債券が44.7%という構成になっています。長期的には株式のウエイトを8割くらいで安定させたいのですが、特に米国株がスルスルと値上がりしてしまい、なかなか購入できずにいます。今年も月給やボーナスで400万円ほど入金できそうなので、株式ウエイトを下げないためにもコロナウイルスの影響で下がった株式を購入していきたいです。
- 今のところ、購入の候補としてはChinaGas、Tencent、ChinaWater、BABA、WB、GOOGL、FB、JR東日本あたりをチェックしています。基本的には保有銘柄で割安感の出ているものを買い増しするという発想ですが、まだ保有していないFBも気になっています。FBは2018年末に大きく下げた際に購入しようか迷って結局買えませんでしたが、向こう5年10年は10〜20%のEPS成長率を維持してくれそうな一方、株価下落により2020年のEPSベースではPER20倍程度と見込まれ、割安感が出てきています。