過去数年、米国株一強であったが・・
- 下記は2005年初に100を投資した場合の資産推移です。2010年ごろまではEmerging Market Equity(中国株を含む新興国株)が圧倒的でしたが、2019年ごろから米国株の好調ぶりが際立っています。こういう状況なので、最近、YoutubeやTwitterで「米国株買っておけばOK、米国株以外は不要」という論調が目立ってきているのですが、天邪鬼な性格の自分としては、どうしてもリーマンショック前の「BRICS買っておけばOK、先進国株は不要」という論調を思い出してしまします。
- 実際、米国企業は経営が(株主目線で)洗練されており、世界中の優秀な人材を引き付ける国力があるなど、EPS成長を通じた株価上昇に必要な条件がそろっていると思いますが、少しばかりは日本株や中国株にも分散投資しておきたいと考えています。
Google検索の頻度
- 2010年ごろまでは圧倒的に中国株が人気でしたが、2016年ごろから米国株の人気が高まってきています。今回の米国株ブームはどこまで続くのでしょうか。
配当金収入は114,338円でした
- 日本株からまとまった配当金を頂いたことで、ひと月の配当金収入としては過去最高となりました。米国株は四半期配当が主流なのですが、日本株と中国株は半期配当が主流なため、各月の配当金をグラフにすると、どうしても不規則になってしまいますね。
配当金収入の内訳
- 米国株は3、6、9、12月配当銘柄が多いのですが、そこに日本株の年度末配当の入金が重なったことで、大台の10万円を大きく超えて来ました。合計で15銘柄から配当金を頂いており、集計するだけでも一苦労です😅
- この中で買い増しするなら、Tencentですね。TencentやAlibabaといった中国のIT企業については政府による規制強化の懸念でここ数か月で株価が大きく下がりました。自分としては、政府による規制強化はIT企業を壊そうとしているものではなく、影響力を増すIT企業を政府がコントロールできなくなる事態を牽制するためのものだと考えています。そのため、今回の規制強化をきっかけに、TencentやAlibabaが政府に従う姿勢をより明確化すれば、政府と共存共栄の形を取れると考えています。
年間配当金の推移
- 1~6月合計で23万円となりました。2020年については6月末時点で20万円だったので、3万円ほど上回っています。
20万円分購入
- ここ数ヶ月で中国ハイテク株が大きく値下がりしており、買い増しの好機が到来しています。本当は香港に上場しているテンセントか平安保険の現物株を買い増ししたかったのですが、一単元購入できるほど手元資金がなかったので、代わりに大和アセットマネジメントが運用している「iFree NEXT ATMX+」という投信を購入しました。
iFree NEXT ATMX+のポートフォリオ
- 2021年3月に設定された新しい投信です。ファンドの名前にもなっている「ATMX」とは、Alibaba(アリババ)、Tencent(テンセント)、Meituan(メイトゥアン)、Xiaomi(シャオミ)の頭文字をつないだもので、「ATMX+」はこれら4社を含むテクノロジー株10銘柄で構成された指数です。大和アセットマネジメントのプレスリリースによれば、年に2回銘柄の入れ替えを行うとのことで、業種や売上成長率などを基準に対象銘柄を絞り、時価総額上位10銘柄を指数に組み入れるという仕組みになっています。(https://www.daiwa-am.co.jp/company/press-release/20210309_90.pdf)
- 定義を踏まえると、AlibabaやTencentも売上成長率が鈍化すれば指数から外れることもありそうなのですが、仮にAlibabaやTencentが外れてしまうと、指数の「ATMX+」という名称は一体何なのかということになってしまうので、「ATMX+」ではなく、「中国テクノロジー株指数」とか「China Tech+」としておいた方が良かったのではという気がします。大和アセットマネジメントとしては「ATMX」という固有名詞を付けることで、このファンドを「GAFA」や「FANG」の様にブランド化したいという狙いがあるのでしょうかね。
- ポートフォリオ構成はこちらです。外国株式10銘柄と、外国株式先物1銘柄で運用していることが分かります。
- 先物については、香港上場のHSTECH FUTURES 202106という銘柄ですね。調べてみると、こちらはHang Seng TECH Indexに連動する先物なので、ATMX+指数とは厳密には連動しませんが、ポートフォリオ構成はよく似ています。現金で保有する代わりに先物で・・ということなら仕方がないと思います。
iFree レバレッジ ATMX+は避けました
- 「iFree NEXT ATMX+」ではなく、こちらを購入しようか迷いましたが、悩んだ末にレバレッジ型は避けることにしました。iFree レバレッジ ATMX+は仕組み債で運用しており、運用効率が悪そうなんですよね。
- 資産別構成を確認すると、Valut Investments PLCという外国債券に101.2%投資していることが分かります。答申で抜かれる手数料とは別に、Valut Investments PLCもそれなりの手数料を抜くことになりそうなので、運用効率の面では少し厳しい気がします。
iFree レバレッジ Nasdaq 100
- 参考として、すでに投資している大和アセットマネジメントのレバレッジ型投信も確認していきます。設定来のパフォーマンスは、ファンドが+236.8%、参考指数が+104.8%なので、偶然にも参考指数の約2倍の騰落率になっていますね。(※ファンド自体は、設定来の騰落率ではなく、毎日の騰落率を約2倍にするよう設計されている)
- ちなみに、純資産総額が892億円と、日本の投資信託の中ではかなりの規模に育ってきています。
- 組入上位10銘柄を見るとCMEに上場しているNasdaq 100 E-MINI(先物取引のこと)をちょうど200.5%保有しており、まさに2倍レバレッジのポートフォリオを組んでいることが分かります。Nasdaq 100やS&P 500は先物市場が充実しており、レバレッジ型の取引や、オプションを利用したヘッジなど、複雑なポートフォリオを効率よく組成できる点が他の指数にはない魅力の一つだと思います。
配当金収入は24,165円でした
- ずいぶん遅くなりましたが、5月分をようやく集計しました。コロナショックの最中に短期債券ETFから無配当のハイテク株に切り替えていった影響で、1~4月は2020年を下回っていましたが、5月でようやく2020年を超えることができました。
配当金収入の内訳
- 5月にいただいた配当金は、戦闘機、潜水艦などの製造メーカーであるGD(ゼネラルダイナミクス)、保険仲介業のAON(エーオン)、フィンテックにも強い中国の保険会社2318(平安保険)の3銘柄です。
- この中で買い増しするなら、圧倒的に平安保険ですね。先日500株買い増ししたばかりですが、もし現金があれば更に買い増ししたいです。コロナの影響で2020年はイマイチでしたが、潜在的には二桁成長が期待できる企業だと考えています。平安保険は保険会社というローテクの側面と、フィンテックというハイテクの側面を持ち合わせており、ここ数か月の中国政府によるハイテク企業締め付けの影響で株価がかなり下がっています。PERは7倍台とバリュー株の様な安値まで売り込まれており、今仕込めば数年後に大きく花開くと期待しています。
年間配当金の推移
- 2021年の年間目標は60万円なのですが、5か月経ってまだ11万円と大幅ビハインドしています。日本株の3月末配当が振り込まれる6月でどこまで巻き返しできるか。。
運用資産は6309万円になりました
- 夏ボーナスから150万円ほど入金してTencentとPing An Insuranceを買い増ししたことや、6月末に米国末が急上昇したことで、6000万円突破しました。
- ほぼ全銘柄が含み益で絶好調な米国株ポートとは対照的に、日本株ポートと中国株ポートは不調ですね。日本株4銘柄、中国株8銘柄を保有していますが、含み益のポジションは丸紅、三菱地所、Alibaba、Baidu、Ping An Healthcareの5銘柄のみとなっています。
ポートフォリオ構成
- 日本株12.7%、米国株59.3%、中国株21.8%、投信5.4%、現預金0.8%という構成で、引き続きほぼフルインベストの状態です。
- 今後の買い増し候補としては、クラウド関連銘柄のAlibaba、Tencent、Amazon、Microsoftに注目しています。
- 一方、売却候補としては、今後の業績がやや怪しいAltelyx、株価が順調すぎて割高感のあるTractor Supplyを考えています。
77.75HKDで500株買い増し
- 先日Tencentを買い増ししましたが、それに続いて平安保険を買い増ししました。平安保険は、生保・損保ともに中国2位の保険会社であり、業界1位のChina LifeとPICC P&Cの国営系保険会社に迫る勢いで急成長しています。
- 中国株は8銘柄保有していますが、ざっくり分けると、China Gas、China Water、PICC P&C、平安保険の4銘柄をオールドエコノミー、Tencent、Alibaba、Baidu、平安健康医療科技の4社をニューエコノミーとして捉えています。オールドエコノミー銘柄は中国政府の庇護のもとに少しずつ成長することを期待しており、ニューエコノミー銘柄については経済のオンライン化の流れに乗った爆発的な成長を期待しています。
- 平安保険については、2018年ごろから株価が横ばいで推移していますが、EPSは地道に増加し続けており、今後も成長を続けてくれると期待して購入しました。