2021/12/31

2021年10月の配当金収入

 配当金収入は93,374円でした

  • 最近多忙で集計できていなかったのですが、年末休みで少し時間ができたので今更ですが集計しました。月に10万円くらい入ってきてくれると、集計の手間も報われる感じがします。


配当金収入の内訳

  • 10月は米国株と中国株から配当金をいただきました。なお、中国株は少し変則的な年2回配当が多いです。例えばChina Gasの場合、権利確定日が8月上旬と1月上旬、支払が9月末と1月末、入金が(私が使ってる証券口座の場合)10月と2月となります。

年間配当金の推移

  • 1月から10月までで累計46万円に到達しました。2020年の1〜10月は累計で41万円だったので、一応、2020年を上回るペースで積み上がっています。
  • 2021年は年間で60万円を目標としていますが、果たして達成できているでしょうか。後ほど11月分と12月分も集計するので結果が楽しみです。

2021/12/20

コスモエネルギーHDを購入

2345円で200株購入

  • 油田開発、石油精製販売、風力発電などを行っているグループで、傘下のコスモ石油による「こころも満タンに」のキャッチコピーをご存知の方は多いと思います。脱炭素の流れで安値放置されており、PERで2倍割れという衝撃的な安さだったので思わず購入してしまいました。
  • なお、2021年度の純利益は1000億円程度と見込まれていますが、2021年度第2四半期決算発表では、年間の当期純利益400〜500億円が実力値との説明があり、現在の時価総額2000億円から逆算するとPERで4倍が実力値となります。


日本の石油需要は先細りではあるが

  • つい先日もトヨタ自動車がEV16車種を発表するなど、ガソリン自動車からEVへとシフトする流れが日増しに強くなっています。しかし、自動車の買い替えサイクルを考慮すると、EVが主流となるのは2040年や2050年になると予想しています。
  • 日本国内の石油精製販売は、ENEOS、出光、コスモの大手3社による寡占状態となっています。通信キャリアが顕著ですが、成長性の低い業種で大手3社体制になると収益性を犠牲に安売り攻勢を仕掛けるメリットがかなり低下します。均衡状態を生かして安定して稼いでくれることを期待しています。

財務体質改善から株主還元にシフト

  • コスモエネルギーHDは、自己資本4000億円やDEレシオ1.0〜1.5倍などを目標に2022年度末に向けて財務体質改善を優先してきたものの、一年前倒しで2021年度末には目標を達成する見通しです。
  • このため、2021年度第2四半期決算発表にて、今後は財務体質改善から株主還元へシフトしていくとの説明がありました。手始めに配当が一株80円から100円へ引き上げられており、配当なのか自社株買いなのかは分かりませんが、今後も株主還元が加速していくと期待しています。


2021/12/08

三菱地所を買い増し

1580円で500株買い増し

  • 平均単価1767円で1000株保有している三菱地所ですが、1579円で500株だけナンピンしました。同業のヒューリックを新規購入しようかと迷いましたが、最終的に三菱地所の買い増しを選択しました。

不動産各社のIR資料に注目

  • EPSを経営目標に掲げている点に注目しています。不動産の時価総額上位4社(三菱地所、三井不動産、住友不動産、ヒューリック)に注目していますが、各社のIR資料を見る限り、長期のEPS目標を明確に掲げているのは三菱地所だけなんですよね。
  • 人口減少が見込まれる日本において、不動産は成長産業ではなく成熟産業です。このため、効率的に稼げる案件にだけ注力し、余剰資本は株主に還元してほしいと考えています。規模の拡大を目標とする場合は、魅力的でない案件に無理に新規投資せざるを得ない局面が生じますが、EPSであれば自社株買いでも伸ばすことができます。
  • 三菱地所と言えば丸の内の大家さんと例えられることもあるオフィス賃貸事業です。在宅勤務の増加によるオフィス面積の縮小など、不動産賃貸事業への不透明感が高まっているため株価は冴えませんが、JR東京駅と地下鉄網による交通の利便性と皇居前という特別なステータスを考慮すると、丸の内は最後の最後まで残るオフィスであると考えています。


三井不動産の場合


住友不動産の場合



ヒューリックの場合


2021/11/29

2021年11月28日の運用資産

運用資産は6208万円になりました

  • 株安に円高ドル安が重なったことで、先月末の6650万円から442万円も減少しています。
  • こうして一覧化するとアルテリックス(▲59%)、ピンタレスト(▲40%)、Clover Health(▲40%)の不振が目立ちますね。いずれも高成長企業であり、この先数年の業績次第なのですが、元本回復できない事態もあり得る下落率です。ここのところ、中国共産党の締め付けによる中国ハイテク株の下落に気を取られていましたが、元々の買値が低いこともあり、アリババ(▲30%)とテンセント(▲22%)の方がまだ立ち直れそうな水準にとどまっています。


ポートフォリオ構成

  • 日本株12.5%、米国株62.1%、中国株18.7%、投信6.5%、現預金0.1%という構成となりました。先月末対比では、日本株が+1.0%pt、米国株が▲1.5%pt、中国株が▲0.3%pt、投信が+0.6%pt、現預金が+0.1%ptだけ増減しています。
  • しかしこうして見ると銘柄数が本当に多いですね。冬ボーナスの投入先として、新規購入となるヒューリックや伊藤忠商事も気になっていますが、管理の手間を考え、安易に増やさないようにしたいです。

2021/11/25

そろそろ冬ボーナス

気づけば2021年もあとひと月ばかりとなりました。ようやくコロナも落ち着いてきたので、年末年始は冬ボーナスの一部を使ってどこか旅行でも行きたい気分ですね。冬なので温泉地に行くか、北海道で海の幸でも楽しむか、あるいは暖かい沖縄に行くか。どれも魅力的です。

ということで今は旅行の計画で頭が一杯ですが、一応投資ブログなので、冬ボーナスのうち投資に回す分について考えてみました。


日本株

すでに保有している三菱地所と丸紅、新規購入となるヒューリックと伊藤忠商事、この4銘柄で迷っています。管理の手間を考えるとなるべく保有銘柄数を増やしたくないものの、今のところ、ヒューリックに心が動いています。

三菱・三井・住友の不動産大手3社は丸ビルなどの大規模ビルに注力していますが、一方のヒューリックは中規模ビルに注力しています。大規模ビルよりも中規模ビルのほうが投資利回りは高い傾向にあり、他の条件が同じであればROAやROEを高めやすいと考えています。12月の権利確定日までに300株買うと株主優待がついてくる点も魅力ですね。

(https://www.hulic.co.jp/corporate/medialibrary.html)


米国株

米国株のPERを比べると、SP500が29倍、ナスダック100が36倍でした。コロナ禍で株価が上昇し続けているのでどちらもかなり高い水準にあるのですが、両者の差は自分のイメージよりも小さいです。自分の勝手な印象では、SP500は20倍、ナスダックは30倍が平均的な水準なので、これと比べてSP500は45%、ナスダックは30%割高という事になります。

一方、株式市場ではインフレと金利上昇が懸念され始めています。金利上昇により現在価値が下がるという意味で、ナスダック100などのグロース株が下げるのではと言われていますが、アップルやマイクロソフトといったナスダック銘柄の製品価格コントロール力の高さや、借入金利負担の小ささを踏まえると、SP500よりもナスダック100の方が金利上昇の影響を受けづらいように見えます。このためどちらか買うならナスダック100というのが自分の見立てです。


中国株

共産党による規制強化の影響を受けているアリババ・テンセント・バイドゥに加えて、不動産投資が懸念されている平安保険、天然ガス価格急騰の影響が懸念されているチャイナガスまで株価が暴落してしまっています。

投資ストーリーを思い出すと、アリババ・テンセント・バイドゥは高成長への期待、平安保険・チャイナガスは内需を取り込んだ安定成長への期待でした。投資ストーリーが崩れたという程の状況ではないので、保有し続けたいと思いますが、正直言って買い増しには少し慎重になっています。ここで大きく買える人が大儲けできるのだとは思いますが。

2021/10/31

2021年10月31日の運用資産

 運用資産は6650万円になりました

  • 米国株の上昇に加えて円安ドル高の追い風もあり、先月の6219万円から431万円増加し、過去最高額となっています。




ポートフォリオ構成

  • 日本株11.5%、米国株63.6%、中国株19.0%、投資信託5.9%、現預金0.0%となりました。先月対比では日本株が▲1.0%point、米国株が+2.1%point、中国株が▲1.3%point、投資信託が+0.2%pointだけ変動しています。
  • 米国株が絶好調な一方、日本株と中国株は不調ですね。ただし、業績不振により株価が低迷しているというよりは、日本株であれば総選挙前の様子見(?)であったり、中国株であれば共産党政権への警戒感が株価低迷の原因だと考えています。JR東日本(9020)のようにコロナの影響で大赤字となっている銘柄や、China Gasのように天然ガス価格急騰により業績が不透明な銘柄もありますが、丸紅(8002)や三菱地所(8802)のように過去最高水準の業績が見込まれる銘柄については、買い増しのチャンスと捉えています。
  • 新規購入候補としては、中国の影響により株価低迷気味の伊藤忠商事(8001)、あとは隠れ優待銘柄?のヒューリック(3003)も気になっています。ヒューリックは三菱地所・三井不動産・住友不動産の不動産大手三社と比べると地味な印象が否めないのですが、都内の駅近中規模ビルに注力するという独自路線の不動産会社です。この独自戦略が奏功したのか、コロナ禍においても、ヒューリックの保有賃貸物件の空室率0.8%は、三菱地所の2.35%、住友不動産の2.8%、三井不動産の2.9%と比べて非常に低い水準となっています(ヒューリックは2020年12月末、他は2021年3月末)。
  • 10月も何かと出費がかさんでしまい、投資信託の積立以外は新規投資できなかったのですが、12月には冬ボーナスも入るので、年末に向け日本株か中国株を積み増ししていきたいと考えています。

2021/10/22

2021年9月の配当金収入

 配当金収入は38,323円でした

  • 2020年9月は35,737円だったので、対前年で約2,500円だけ増加しています。


配当金収入の内訳

  • これまで無配当だったeXp World Holdings(EXPI)から新たに配当金を頂きました。まだまだ成長段階の企業なので、配当せずに投資に回してもらった方が良いのでは・・と思いEXPIの財務諸表を確認してみましたが、フリーキャッシュフローはしっかりプラスで、意外と現金が余ってるように見えます。売上高が毎年倍増する勢いで急速に成長中の企業なのにも関わらずキャッシュフローに余裕があるとは、、末恐ろしい会社です。


年間配当金の推移

  • 9月末で37万円となりました。2021年の年間目標は60万円なのですが、残り3か月であと23万円という結構厳しめの状況です。日本株の中間配当が12月に入金されるはずなので、12月の追い込みに期待しています。

2021/10/03

2021年10月2日の運用資産

 運用資産は6219万円になりました

  • 8月29日時点では6256万円だったので、37万円だけ減少しています。9月は久々(?)に、日本株と中国株が好調でしたが、これまで絶好調だった米国株が珍しく足を引っ張ってしまいました。米国株はこれまでが好調すぎたので、その反動でしょうか🤔


ポートフォリオ構成

  • 日本株12.5%、米国株61.5%、中国株20.3%、投資信託5.7%、現預金0.0%となりました。集計には含めていない、生活費用の預金口座もあるのですが、そこにもほとんどお金が入ってなく、現預金は本当にカツカツです。
  • 9月は家具など大きめの出費があり、少しだけ出金してしまい、まとまった買い増しができる状況ではなかったのですが、10月は何か買い増しできたらと考えています。買い増し候補としては、割安感のある丸紅、安定感が抜群の三菱地所、物流自動化の最有力企業(?)であるJD logisticsが気になっており、新規購入候補としては、中国の不動産バブル崩壊懸念に巻き込まれて株価を下げている伊藤忠商事が気になっています。ただ、伊藤忠商事は1単元30万円超もするので、11月の給料日まで待つことになります。

2021/10/02

健康保険会社のClover Healthを買い増し

8.02ドルで30株買い増し

  • 証券口座に溜まっていた配当金で買いました。元々280株保有していましたので、買い増し後は310株となります。


事業は急拡大中だが、気になる点も

  • 2021Q2決算リリースの抜粋です。冒頭の見出しで触れられているように、売上、顧客数ともに対前年で倍増しており、事業は急速に成長しています。ただし、リリースの冒頭部分では触れられていませんが、コロナの影響でコスト(医療費の支払)が増加しており、当期純損失は拡大しています。上場直後の急成長企業であるため、高成長やコロナのような特殊要因が落ち着いた際に、しっかり利益を出せるという確信はまだないです。
  • 気になる点もありますが、米国の健康保険会社で最大手のユナイテッドヘルスは時価総額が3700億ドルと、Clover Healthの200倍もあり、今後Clover Healthがうまくマーケットシェアをとっていけば、大化けする可能性があると考え、コツコツ買っていきます。

2021/09/18

2021年8月の配当金収入

 配当金収入は97,050円でした

  • 前年を大きく超えることができました。


配当金収入の内訳

  • 中国の最大手損保であるPICC P&C、防衛大手のゼネラルダイナミクス、保険仲介大手のエーオンの3社から配当をいただきました。
  • 中国株は年二回配当の銘柄が多いのですが、PICC P&Cは年度末のみの年一回配当という珍しいスタイルです。コロナで株価が下がった昨年、1万株から2万株へ買い増ししたことで、配当金も昨年8月対比でほぼ倍増しています。


年間配当金の推移

  • 2021年は60万円が目標です。残り4か月でどこまで上積みできるか。

2021/09/10

今更Appleを購入

 155ドルで100株購入

  • ユニリーバとBPの売却代金を充てて購入しました。2000年ごろまで無敵(?)だった日本の家電メーカーが、その後出てきた中国や韓国の家電メーカーにボコボコにされた印象が強すぎ、コンシューマー向けのハードウェア事業には投資しない方針でしたが、今更ながらAppleの事業の底堅さに気づき、購入することにしました。


AppleはWide Moat銘柄

  • ユニリーバが得意としているボディソープなどの消費財は、「いつもの銘柄を買う」という消費者行動によって、安定した売上高を確保できています。自分自身が使っているボディーソープも確かにここ1年ぐらいは同じものであり、この消費者心理はよく理解できます。しかし、別の銘柄が安売りしていたらとか、目新しいパッケージの新商品が出たら試しで使ってみるといったことは数年に一度は訪れそうでもあります。
  • 一方、iphoneからAndroidに乗り換えることや、macからwindowsに乗り換えることは結構なハードルがあり、お金はないが時間はある高校生や大学生のうちはともかく、社会人になると乗り換え作業に時間を使うぐらいなら、数万円高くてもiphoneを使い続けるということをしてしまいそうです。また、これまで使ってきた中で購入した有料アプリを買い直す必要が生じることや、Apple独自のクラウドサービスに貯めたデータを使用できなくなってしまうことも考えるとiphoneからAndroidに乗り換えることや、macからwindowsに乗り換えることはほぼ選択肢にならない気がしています。
  • ユニリーバ同様、Appleの株価には割高感がありますが、底堅さはユニリーバよりもずっとあると考えており、購入に踏み切りました。

2021/09/09

ユニリーバとBPを売却

 英国株ADRから撤退

  • 英国に悲観的という訳ではないのですが、ユニリーバとBPを売却したことで、英国株ADRのポディションが無くなりました。


ユニリーバは安定低成長

  • 業績の安定感が魅力の銘柄です。年成長率は一桁前半%ぐらいと見込んでおり、PER20倍の銘柄としては、成長率に物足りなさを感じ、撤退することにしました。平均取得単価39.85ドルから37%増の54.75ドルで200株全て売却しました。



BPは業績不安定

  • コロナで原油価格が大幅に下落したことに加え、温暖化防止の脱炭素の流れが追い打ちとなり、石油株は一気に不人気銘柄となってしまいました。今後、油田開発への投資が減少することで、原油価格が想定外に上昇するといった思わぬ恩恵がある可能性もありますが、正直どうなるのか予想がつかないので、撤退することにしました。平均取得単価40.79ドルから4割減の24.82ドルで180株全て売却しました。

2021/09/07

iFree ATMX+を売却、平安保険を買い増し

中国ハイテク株投信のATMX+を売却

  • 約2.5万円の含み損状態だったATMX+を泣く泣く損失確定し、平安保険の買い増し余力を捻出しました。
  • なお、下記画像のぶっちぎりで高いビルが深圳にある平安保険の本社ビル「平安国際金融中心」です。周りのビルも200メートル級の超高層ビルなのですが、「平安国際金融中心」が高さ600メートルもあるため、こじんまりとして見えますね。


テンセントと迷った末に平安保険を買い増し

  • テンセントについては、ATMX+売却後でも1単元買い増しするだけの現金がなく、買い増しを次の給料日まで待たなければならないという事情もありましたが、テンセントが得意とするSNSやオンラインゲームはSNS依存症やゲーム中毒などの弊害も生み出すものであり、テンセントへの更なる規制強化は(資本主義国では無理でも)共産主義国としては合理的な選択と思えたので、買い増しは見送りました。
  • 一方の平安保険も懸念点がないわけではなく、実質破綻状態と言われている不動産会社「China Fortune」への投資が懸念され、テンセントと同様、年初から大きく株価を下げています。不透明さはありますが、PERは6倍台まで低下しており、絶好の買い増しチャンスなので、60.5HKDで500株買い増ししました。



平安保険の業績は堅調

  • 先日発表された2021年上半期決算(2021年1-6月)ですが、後述する減損処理によりNet Profit(純利益)は15.5%減少していますが、営業利益は10.1%増加しており、本業は堅調です。


  • 営業利益の構成です。Life and health(生命保険)が6割、Property and casualty(損害保険)とBanking(銀行)が1割強ずつ、Asset managementとTechnologyが1割弱ずつといった構成です。
  • 主力の生命保険・損害保険・銀行は成熟産業であり、経済成長著しい中国といえど、今後の成長率は、10年で2倍に増える程度に留まると予想しています。一方、Asset managementとTechnologyは成長率が非常に高いことから、10年後には3倍から5倍程度の規模となり、これらが保険事業や銀行事業に並ぶ存在になってくれると期待しています。


  • 保険会社なので保険料を運用して運用益を稼ぐビジネスモデルなのですが、運用資産は3.7兆人民元(約64兆円!)の規模になっています。


  • 2021年上半期決算で、China Fortuneへの投資に関連して359億人民元(約6100億円!)の減損処理をしており、これがNet Profit(純利益)15.5%減少の主因となっています。

  • 8月31日付のCNBC(https://www.cnbc.com/2021/08/31/china-regulator-probes-ping-an-insurances-property-investments.html)では「The regulatory move comes after Ping An, the country’s biggest insurer by assets, in February disclosed a 54 billion yuan ($8.4 billion) exposure to the indebted China Fortune Land Development.」と報道されており、2021年上期の減損処理で、投資額の大部分が減損処理済になったと思います。China Fortune以外で投資損失が生じる可能性もありますが、腰を据えてホールドしたいです。

2021/08/29

2021年8月29日の運用資産

運用資産は6256万円になりました

  • 1か月前は6031万円だったので、225万円だけ増加しています。日本株はコロナのデルタ株蔓延(?)、中国株は共産党の強権発動により株価が低迷しているのですが、米国株が相変わらず絶好調であり、ポートフォリオ全体としては過去最高だった2021/7/3時点の6309万円まであと53万円のところまで回復しました。


ポートフォリオ構成

  • 日本株12.0%、米国株62.1%、中国株19.4%、投信5.7%、現預金0.5%という構成になりました。1か月前は、日本株12.5%、米国株61.0%、中国株20.2%、投信5.7%、現預金0.3%だったので、日本株が▲0.5%point、米国株が+1.1%point、中国株が▲0.8%point、現預金が+0.2%pointだけ変動しています。米国株が絶好調なのは嬉しいですが、金融緩和によってPERが切り上がっているだけの銘柄についてはテーパリングでそれなりに調整すると思われるので、手放しで喜べないんですよね。
  • 共産党の強権発動により中国ハイテク株は数年ぶりの安値まで売られています。突然国有化されるリスクなど、考え始めるとダウンサイドのリスクはキリがないですが、株価下落によりアップサイドの可能性も大きくなってきていると考えています。JR西日本と入れ替える形でソフトバンクグループ(アリババの大株主)を買ったのでアリババはもうお腹いっぱいですが、テンセント、平安保険、JD  logisticsの3銘柄は余力があれば買い増ししたいです。

2021/08/27

ソフトバンクグループを購入

  • JR西日本の売却代金に若手元資金を加え、6245円で300株購入しました。


  • ソフトバンクグループの孫社長はAIは100%成長すると確信している!と何かにつけて話しており、傘下のビジョンファンドなどでAI企業に集中投資する戦略をとっています。私もAIが人に変わる部分は多くあると考えており、事業の方向性について共感できる部分があったので、ここ一年くらい株価をウォッチしていました。

  • ソフトバンクグループでは、会計上の純資産とは別に、独自に定義した時価純資産というものを公表しており、6月末時点では26.5兆円です。足元ではアリババ株の下落により時価純資産は20兆円程度まで減少していると思われますが、ここ半年ほどでソフトバンクグループの株式時価総額も10兆円程度まで下がってきており、割安と判断して購入に踏み切りました。

2021/08/26

JR西日本を泣く泣く損切り

業績がなかなか回復しないため損切り

  • 観光需要がなかなか戻らないことで新幹線の売上低迷が長引いており、新幹線で稼ぐ構造にあるJR西日本としては苦しい状況が続いています。首都圏の在来線や駅ナカ小売り事業など、新幹線以外の収益力も高いJR東日本は保有し続けますが、JR西日本のほうは泣く泣く損切りすることにしました。JR西日本は2020年の6月に平均取得単価6792円で300株購入していました。今回6100円で300株全て売却したので、207,600円の売却損となります・・😢


JR西日本とJR東日本の収益構造

  • まずはJR西日本ですが、コロナの影響が限定的であった2020年3月期について確認すると、鉄道事業の旅客運輸収入8,568億円のうち、新幹線が4,412億円(51.5%)、在来線が(48.5%)という構成です。

  • JR東日本については、鉄道事業の鉄道運輸収入17,928億円のうち、新幹線は5,655億円(31.5%)、在来線は12,272億円(68.5%)という構成です。JR東日本の在来線事業は首都圏の膨大な通勤通学需要に支えられており、JR西日本と比べ、JR東日本の方が新幹線のウエイトが低くなっています。

  • コロナによる自粛生活も既に一年半となり、コロナがひと段落したら旅行をしたい!海外旅行はまだ心配だけど、国内旅行なら行きたい!という方は大勢いると思います。いつになるのかは分かりませんが、いずれは国内旅行ブームとなり、新幹線の売上も急増すると予想しています。新幹線事業のウエイトが高いJR西日本の方が将来の上振れの余地は大きいとは思いますが、ここで泣く泣く撤退です。

2021/08/21

2021年7月の配当金収入

 配当金収入は9,214円でした

  • 1、4、7、10月は米国株からの配当金が少ない月なので、控えめです。


配当金収入の内訳

  • HCA、VTI、TRV、CGN Powerから配当金を頂きました。
  • CGN Powerから配当をいただくのはこれが初めてですが、広東省の原発における放射能漏れ事故を懸念して売却済みのため、今回が最初で最後になります。
  • 余力があればTRVを買い増ししたいですね。


年間配当金の推移

  • 2020年は7月末時点で22万円だったので、1万円ほど上回っています。今年の目標は60万円なのですが、このペースだとちょっと厳しいかな。

2021/08/14

保有銘柄のバリュエーションを比較

売上高成長率とPERでマッピング

  • 各社の決算数値を集計してみました。
  • 縦軸のRevenue 3Y CAGRが過去3年平均の売上高成長率、横軸がPER、円の大きさは自分のポートフォリオに占める割合に対応しています。ざっくり言うと、グラフの上の方は成長企業、下の方は成熟企業。また、グラフの右の方は割高、左の方は割安ということになります。なお、米国株と中国株はHistorical PERベース、日本株は予想PERベースです。
  • EXPIの成長性はもの凄いですね。先日発表された6月末決算も良かったですが、ついつい、EXPIが自分を億の世界に連れて行ってくれるのでは・・と期待してしまいます。

拡大表示

  • 大部分の銘柄が集中している左下の領域を拡大表示するため、Revenue 3Y CAGRを55%以下、PERを65倍以下で絞ってみました。
  • おおよそ、PERの高さと売上高成長率が比例していますね。こうやって可視化すると、中国ハイテク株の暴落に巻き込まれてPERが低下しているBABAが特に魅力的に見えます。PERが比較的低い一方、売上高成長率はぶっちぎりで高いです。
  • 一方、PERが高いものの売上高成長率が低い銘柄については、注意が必要です。コロナの影響で航空産業向けの売上が急減したRTXなど、一時的な要因があるものはしかたがないのですが、ULの様に業績が安定している企業で売上高の成長率がマイナス・・というケースについては継続保有してよいものか少し考えたいです。
  • 今回のグラフでは、TRVの様に、積極的な自社株買いを中心に株主還元を行っている企業を正当に評価できないので、今後時間があれば、縦軸をEPS成長率としたバージョンも作ってみたいと思います。

2021/08/08

大暴落中のJD Logisticsを購入

JD Logisticsを28.53HKDで300株購入!

  • アリババへの罰金問題に端を発した中国ハイテク株の暴落ですが、特にテンセントはゲーム禁止問題も再燃し、今年の最高値である775HKDからの下落率は4割を超えています。現金があれば買い増ししたいのですが、現金がほとんどないため、大和AMのifree ATMX+という投信をチビチビ購入しているだけで指をくわえてみている状態です。。
  • そんな中・・なんとPICC P&Cから2020年度末配当金が6000HKDほど入金されました。まさに渡りに船ということで、為替取引で換金した2000HKDと合わせてJDの物流部門が独立したJD Logisticsを300株だけ購入しました。


JD Logisticsは、ハイテク物流企業

(https://youtu.be/XGSl9DCkxvo)

  • これは単なる将来構想のムービーなのですが、遠い将来の夢物語ではなく一部はすでに実現しているんですよね。JD Logisticsはロボットが荷捌きする無人倉庫や、一部の都市における自動運転による小口配送を実施済みであり、物流の効率はAmazonを超えているとも言われています。
  • 拡大し続ける中国の物流市場を圧倒的な効率で抑えることができれば、大きなリターンを生み出すことができるのではと期待しています。


JD Logisticsへの投資・・リスクはないのか?

  • 懸念点は「JDの子会社」であるという点です。親子上場の宿命なのですが、株の過半はJDが保有していますので、例えばJDに採算の取れない価格で物流サービスを提供するなど、JD以外の少数株主と利益相反が起こる懸念があります。JDの子会社であるため、JDから物流サービスを安定して受注できるという強みの裏返しでもありますが、少数株主がないがしろにされないという確信はないです。


JD Logisticsの株価

  • 今年の5月に上場してからハイテク株全般と同様、株価は下がり続けています。中国政府による罰金や規制強化は、確かに中国政府の不透明な意思決定プロセスの中で決められており、投資家としては不安に思わざるを得ないのですが、よくよく中身を見ていくと、アリババやテンセントといった独占的な企業への牽制や、教育費用の高騰による少子化を防ぎたいというものです。
  • 独占的な企業への罰金は欧州でもよく行われていますし、少子化を防ぎたいということは、国家としては至極真っ当な目標なんですよね。JD Logisticsの親会社のJDはアリババほどは独占的な地位にありませんし、JD Logistics自体は物流の自動化という少子高齢化による労働力人口減少に今後悩まされる中国としては、支援する対象にはなっても、締め付けする対象にはならないのではと思いますので、株価も次第に回復すると期待しています。