約87ドルで55株購入しました。毎日積み立てることとした積立NISAを例外とすれば、2018年の最初の投資となります。
HCAというと何をやっている会社か分かりませんが、Hospital Corporation of Americaの略で、病院を経営しています。2016年末時点で、米国で164、英国で6の病院を経営しており、米国でも最大級の病院です。米国内ではカリフォルニア州やテキサス州など、どちらかというと南の地域に展開しています。
2.過去の業績
下表のとおり、HCAは病院経営で稼いだ利益を事業拡大や自社株買いに回すことで、EPSを成長させています。事業拡大ばかりに注力せず、堅実に株主還元を行う経営スタイルは私の好みに合っています。
ただし、普通配当(四半期ごとの配当金)は出していません。株価が割高な場合、自社株買いよりも配当の方が株主としては好ましいので、自社株買い一辺倒の株主還元はどうかとも思います。
(http://investor.hcahealthcare.com/annual_reportsより作成)
2012:$33,013M→2016:$41,490Mへと増加しています。
年成長率(CAGR)は6%です。
なお、HCAが経営している病院の数は年々増加しており、か病院一つあたりの売上だけでなく、病院の総数の伸びも売上増加に貢献しています。
(2)Net income(純利益)
2012:$2,006M→2016:$3,432Mへと増加しています。
年成長率(CAGR)は14%です。
純利益の年成長率は、売上よりも大きくなっており、利益率が高まっていることが分かります。病院においてもITの活用が進んでおり、特に米国最大級の病院ネットワークであるHCAにとっては、スケールメリットを享受しやすい環境ができていると思います。
(3)EPS(一株利益)
2012:$3.49→2016:$7.30へと増加しています。
2012:$3.49→2016:$7.30へと増加しています。
年成長率(CAGR)は20%です。
前述の純利益の成長に加え、自社株買いによる発行済株式数の圧縮によりEPSを高めていることが分かります。
HCAは基本的に配当を出していないため、配当金ブログの趣旨には反しますが、株価上昇に期待しています。病院は景気に左右されづらい業種だと思います。実際、リーマンショックがあった2008年前後でも安定して利益を出しており、いつか来るであろう次の不景気も乗り越えてくれるものと期待しています。