2017/03/10

インデックス投信の決定版?eMAXIS Slimがデビュー!

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三菱UFJ国際投信からeMAXIS Slimシリーズの投信4本がリリースされました。
いずれも同種のインデックスファンドとしては、信託報酬は業界最低水準です。

・日本株式インデックス連動型(信託報酬:年率0.1944%)
・先進国株式インデックス連動型(信託報酬:年率0.216%)
・日本債券インデックス連動型(信託報酬:年率0.1512%)
・先進国国債インデックス連動型(信託報酬:年率0.1836%)


(出所:http://emaxis.muam.jp/lp/slim/index.html)


三菱UFJ国際投信は従来より、eMAXISシリーズとして信託報酬が低廉なインデックス投信を提供してきました。一方、今般リリースされたeMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準」の信託報酬を目指すインデックス投信です。

リーマンショック前ごろからインデックス投信に注目が集まり始め、インデックス投信への資金流入が拡大する中、投信会社は、他社より少しでも低い信託報酬のインデックス投信を提供しようとしのぎを削ってきました。

このため、数年おき、あるいは数か月おきにコスト最低のインデックス投信が変わってしまい、コスト優先でスイッチングすべきか課税繰り延べのためスイッチングを我慢すべきかといった議論まで巻き起こしてきました。

ただ、「業界最低水準」の信託報酬を目指すeMAXIS Slimシリーズの登場によって、コスト(信託報酬の低さ)重視でのインデックス投信投資ならeMAXIS Slimを選べば間違いないという状況になりました。

今般、「業界最低水準」の信託報酬を謳う投信が登場したことで、eMAXIS Slimシリーズより優位に立つためさらに低い信託報酬を打ち出す会社が出るのか、あるいは過当競争を回避するためeMAXIS Slimシリーズの水準未満には引き下げを行わないのか、今後の投信各社の戦略を注目して見ていきたいです。