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GALはNYSEに上場しているETFです。運用はState Street Global Advisors (SSGA)。
アクティブ運用
ETFというと、例えばVTIなら米国の株式、VTなら全世界の株式、BNDなら米国債というように投資対象とするアセットクラスが固定されており、かつ、ベンチマークになるべく連動するよう、当該アセットクラスの個別株式や個別債券に投資するパッシブ運用が主流です。
一方、GALはファンドマネージャーが相場環境を考慮しつつアセットクラスごとの投資割合を随時決定し、各資産クラスのETF(主にSSGA社のSPDRシリーズ)へ投資するアクティブ運用を行います。
Tactical Asset Allocation
アクティブ運用のファンドというと、銘柄選択により超過リターンの獲得を目指すものが主流です。例えば日本株ファンドであれば、日本株の中で割安な銘柄に投資することにより、TOPIXなどのベンチマーク対比で超過リターンを目指す運用を行います。
一方、GALは銘柄選択ではなくアセットクラス選択により超過リターンを目指すファンドです。GALの運用戦略はTactical Asset Allocation (TAA)と呼ばれます。
2015年3月末時点の運用状況は以下の通り。(SSGA社サイトより引用)
株式に厚めに投資していることが分かります。定期的にモニターし、アロケーションを時系列で比較しても面白いかもしれません。
アクティブファンドはコストが嵩んでインデックスファンドに負けてしまうという印象なので基本的には敬遠しています。
ただ、GALについては比較的低廉なコストで、プロのアセットアロケーション運用に賭けることができる面白いファンドだと思いました。少額購入してみようかと思います。