32.1ドルで255株購入
モバイル通信で米国最大手という安定感あるインフラ銘柄ですが、配当利回りは8%を超えています。大幅な増配は期待できないものの、安定配当に期待して投資しました。
懸念点は、金利上昇による負債コスト増加
大量の設備投資が必要な業態であり、負債は300B近くあります。流動資産を除いても250Bなので昨今の金利上昇で今後負債コストが大きく増加する見込みです。
政策金利5.25〜5.5%台でそろそろ利上げ終了が見えてきているため、負債250Bに対して金利6%で落ち着くと仮置きすると、年間の負債コストは15Bとなります。直近23Q2四半期の負債コストは1.285B(年換算5.14B)なので、年間ベースで10B、四半期ベースで2.5Bほど負債コストの上振れ余地があることになります。
一方、ベライゾンの税前利益は四半期あたり6B程度であり、2.5Bだけ負債コストが上振れすると、税前利益は4割ほど低下することになります。現在の配当性向は50%ほどなので、負債コストが増加しても配当原資確保はギリギリ確保できますが、減配リスクと隣り合わせになりそうです。