2022/06/27

旭化成が気になる

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新中期経営計画で、2030までのEPS目標を明示

  • こちらが旭化成のIR資料です。注目しているのは2024年から2030年までの当期純利益とEPSの成長率がともに1.5倍で全く同じとなる点です。要は発行済み株式数が横ばいの前提・・という事なんですが、一方でROEも11%から15%へ1.4倍とする計画となので、純資産やBPSは1.1倍ほどにしか増やせないことが分かります。現実的には、配当と並行して相当量の自社株買いを行い、純資産やBPSの増加を抑えなければROE目標が達成できなくなるため、高い株主還元を期待できるのではと好感しています。


株主還元方針

  • 自社株買いは控えめなコメントですが、一株あたり配当金については維持・増加させるとあります。要は減配はせずに可能な時は増配するということなのですが、当期純利益が落ち込んだ2019〜2020年度も減配しておらず、方針通りの配当が期待できると考えています。