2019/08/14

ITコンサルのCTSH(Cognizant)を購入

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Cognizant??

  • 聞いたことがない人が多いと思いますが、米国のITコンサル会社です。62.5ドルで80株購入しました。以下、最近発表された2019年第2四半期決算資料で事業内容を確認していきます。


  • こちらはCognizantの売上高の構成です。顧客セグメント別に見ると、金融と医療の2つで半分以上を占めています。また、地域別に見ると、北米が3分の4を占めています。
  • ちなみに、Cognizantには日本法人もありますが、Cognizantの日本法人は保険と製薬セグメントに強みがあるそうです。


  • アウトソース事業が4割ほどを占めています。Cognizantは米国企業ですが社員の7割がインド人で、米国からインドにアウトソースするというビジネスモデルに同社の強みがあります。アウトソース事業だけではなく、コンサルティング事業においてもインド人技術者が活躍しており、インドの優秀な人材がCognizantを支えていると言えます。



業績の推移

  • 売上高(赤)は伸び続けていますが、資本効率の高い事業を行っているため、余剰資本で自社株買いを少しずつ行っており、期中平均株式数(青)はマイルドですが減少傾向にあります。
  • そもそもコストカットのためにCognizantにアウトソースをしているという背景もあってか、景気サイクルに影響されにくい事業となっており、リーマンショックがあった2009年前後も売上高(赤)と純利益(緑)は成長を続けています。


利益率の推移

  • やや低下傾向にありますが、安定しています。


一株データの推移

  • 売上高(青)、一株利益(赤)ともに順調に伸びています。配当は2017年から支払いを開始しており、2018年の配当は一株あたり0.8ドルとまだまだ少額です。現状、Cognizantの株主還元は自社株買いが中心になっていますが、CognizantはPBRが約3.3倍と高いので、自社株買いよりも配当での株主還元が望ましいです。今後の増配に期待したいです。