iFree NEXT ATMX+を購入
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20万円分購入
- ここ数ヶ月で中国ハイテク株が大きく値下がりしており、買い増しの好機が到来しています。本当は香港に上場しているテンセントか平安保険の現物株を買い増ししたかったのですが、一単元購入できるほど手元資金がなかったので、代わりに大和アセットマネジメントが運用している「iFree NEXT ATMX+」という投信を購入しました。
iFree NEXT ATMX+のポートフォリオ
- 2021年3月に設定された新しい投信です。ファンドの名前にもなっている「ATMX」とは、Alibaba(アリババ)、Tencent(テンセント)、Meituan(メイトゥアン)、Xiaomi(シャオミ)の頭文字をつないだもので、「ATMX+」はこれら4社を含むテクノロジー株10銘柄で構成された指数です。大和アセットマネジメントのプレスリリースによれば、年に2回銘柄の入れ替えを行うとのことで、業種や売上成長率などを基準に対象銘柄を絞り、時価総額上位10銘柄を指数に組み入れるという仕組みになっています。(https://www.daiwa-am.co.jp/company/press-release/20210309_90.pdf)
- 定義を踏まえると、AlibabaやTencentも売上成長率が鈍化すれば指数から外れることもありそうなのですが、仮にAlibabaやTencentが外れてしまうと、指数の「ATMX+」という名称は一体何なのかということになってしまうので、「ATMX+」ではなく、「中国テクノロジー株指数」とか「China Tech+」としておいた方が良かったのではという気がします。大和アセットマネジメントとしては「ATMX」という固有名詞を付けることで、このファンドを「GAFA」や「FANG」の様にブランド化したいという狙いがあるのでしょうかね。
- ポートフォリオ構成はこちらです。外国株式10銘柄と、外国株式先物1銘柄で運用していることが分かります。
- 先物については、香港上場のHSTECH FUTURES 202106という銘柄ですね。調べてみると、こちらはHang Seng TECH Indexに連動する先物なので、ATMX+指数とは厳密には連動しませんが、ポートフォリオ構成はよく似ています。現金で保有する代わりに先物で・・ということなら仕方がないと思います。
iFree レバレッジ ATMX+は避けました
- 「iFree NEXT ATMX+」ではなく、こちらを購入しようか迷いましたが、悩んだ末にレバレッジ型は避けることにしました。iFree レバレッジ ATMX+は仕組み債で運用しており、運用効率が悪そうなんですよね。
- 資産別構成を確認すると、Valut Investments PLCという外国債券に101.2%投資していることが分かります。答申で抜かれる手数料とは別に、Valut Investments PLCもそれなりの手数料を抜くことになりそうなので、運用効率の面では少し厳しい気がします。
iFree レバレッジ Nasdaq 100
- 参考として、すでに投資している大和アセットマネジメントのレバレッジ型投信も確認していきます。設定来のパフォーマンスは、ファンドが+236.8%、参考指数が+104.8%なので、偶然にも参考指数の約2倍の騰落率になっていますね。(※ファンド自体は、設定来の騰落率ではなく、毎日の騰落率を約2倍にするよう設計されている)
- ちなみに、純資産総額が892億円と、日本の投資信託の中ではかなりの規模に育ってきています。
- 組入上位10銘柄を見るとCMEに上場しているNasdaq 100 E-MINI(先物取引のこと)をちょうど200.5%保有しており、まさに2倍レバレッジのポートフォリオを組んでいることが分かります。Nasdaq 100やS&P 500は先物市場が充実しており、レバレッジ型の取引や、オプションを利用したヘッジなど、複雑なポートフォリオを効率よく組成できる点が他の指数にはない魅力の一つだと思います。