2021/08/08

大暴落中のJD Logisticsを購入

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JD Logisticsを28.53HKDで300株購入!

  • アリババへの罰金問題に端を発した中国ハイテク株の暴落ですが、特にテンセントはゲーム禁止問題も再燃し、今年の最高値である775HKDからの下落率は4割を超えています。現金があれば買い増ししたいのですが、現金がほとんどないため、大和AMのifree ATMX+という投信をチビチビ購入しているだけで指をくわえてみている状態です。。
  • そんな中・・なんとPICC P&Cから2020年度末配当金が6000HKDほど入金されました。まさに渡りに船ということで、為替取引で換金した2000HKDと合わせてJDの物流部門が独立したJD Logisticsを300株だけ購入しました。


JD Logisticsは、ハイテク物流企業

(https://youtu.be/XGSl9DCkxvo)

  • これは単なる将来構想のムービーなのですが、遠い将来の夢物語ではなく一部はすでに実現しているんですよね。JD Logisticsはロボットが荷捌きする無人倉庫や、一部の都市における自動運転による小口配送を実施済みであり、物流の効率はAmazonを超えているとも言われています。
  • 拡大し続ける中国の物流市場を圧倒的な効率で抑えることができれば、大きなリターンを生み出すことができるのではと期待しています。


JD Logisticsへの投資・・リスクはないのか?

  • 懸念点は「JDの子会社」であるという点です。親子上場の宿命なのですが、株の過半はJDが保有していますので、例えばJDに採算の取れない価格で物流サービスを提供するなど、JD以外の少数株主と利益相反が起こる懸念があります。JDの子会社であるため、JDから物流サービスを安定して受注できるという強みの裏返しでもありますが、少数株主がないがしろにされないという確信はないです。


JD Logisticsの株価

  • 今年の5月に上場してからハイテク株全般と同様、株価は下がり続けています。中国政府による罰金や規制強化は、確かに中国政府の不透明な意思決定プロセスの中で決められており、投資家としては不安に思わざるを得ないのですが、よくよく中身を見ていくと、アリババやテンセントといった独占的な企業への牽制や、教育費用の高騰による少子化を防ぎたいというものです。
  • 独占的な企業への罰金は欧州でもよく行われていますし、少子化を防ぎたいということは、国家としては至極真っ当な目標なんですよね。JD Logisticsの親会社のJDはアリババほどは独占的な地位にありませんし、JD Logistics自体は物流の自動化という少子高齢化による労働力人口減少に今後悩まされる中国としては、支援する対象にはなっても、締め付けする対象にはならないのではと思いますので、株価も次第に回復すると期待しています。