2018/12/27

米国株は依然として歴史的な高値圏にある

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Shiller PERは割安割高の目安

  • 相場全体が割安なのか割高なのか判断する目安として、Shiller PERを活用しています。
  • Shiller PERは、株価が(過去10年の平均的な)利益の何倍かを表した数値で、低ければ株価は割安、高ければ株価は割高となります。

2018年初のShiller PERは33ポイント
  • リーマンショックで15ポイントまで低下しましたが、その後の株価上昇に伴ってShiller PERも上昇し、2018年の年初には33ポイント(下図の赤丸)を記録しました。
  • 株価が利益の33倍の水準であることを意味していますので、投資した額を33年間かけて回収するイメージになります。

現在のShiller PERは27ポイント。年初から6ポイント急落したが
  • 昨今の株価下落により、Shiller PERは27ポイント(下図の赤丸)まで急落しました。2018年の年初の33ポイントから6ポイント、率にすると20%ほど下落しています。
  • 20%下落というと結構下がった印象ですが、足元の水準である27ポイントは、過去100年以上の推移と比べると依然として高い水準です。過去に27ポイントを超えているのは、1930年ごろ(大恐慌直前)と、2000年ごろ(ITバブル)の2回しかありません。
  • Shiller PERを見れば、米国株は依然として歴史的な高値圏にあると分かります。