農業系ホームセンターのTractor Supply(TSCO)を購入
スポンサーリンク
Tractor Supply Company
- 90ドルで55株購入しました。初めて社名を見たときはトラクター販売会社かと思いましたが、トラクターの修理部品や、農場で必要となる肥料などの農業用品を販売している小売りチェーンです。小売りと言うとAmazonに侵略されている被害者というイメージが強いですが、TSCOは農業地域(田舎)で農業用品に特化しているというニッチな業態のおかげでAmazonの被害はほとんど受けておらず、順調に成長を続けています。
TSCOの業績推移
- まずは事業規模を確認。売上と利益は増加傾向。株式数は減少傾向という一番美味しそうなやつです。
- 売上高は2004年から2018年にかけて、173億ドルから791億ドルへ増加。年率換算すると増加率は+11%(=(791億ドル÷173億)^(1/14))となります。
- 一方、自社株買いで減少している株式数ですが、こちらは2004年から2018年にかけて1.6億株から1.2億株へ減少していますので、年率換算すると減少率は-2%(=(1.2億÷1.6億)^(1/14))となります。
- 続いて利益率の推移。ここ10年で利益率は倍近くまで上昇しています。更なる利益率上昇はきついかなという印象がありますので利益率を伸ばしていくというよりも、足元の水準で安定してくれることを期待しています。
- ちなみに、リーマンショックの影響を受けた2008~2009年の利益率落ち込みも小さく、景気変動にも強い事業構造だと思います。(売上高の落ち込みもありません)
- 最後に一株データの推移を確認。売上高増加、自社株買い、利益率上昇のトリプル効果でEPSは勢いよく増加しています。 今後は利益率上昇があまり期待できないと考えていますが、売上高増加と自社株買いで年率10%超のEPS成長を維持できるのではと考えています。
TSCOの株価推移
- 業績は安定していますが、株価は上下に大きく動いています。2017年に50ドル近くまで落ちたときに買っていれば・・。下がることがあれば、業績を確認しつつ買い増していきたいです。