低PBRにつられて1530円で100株だけ購入
- TBSホールディングスはキー局の一角で、テレビ離れが懸念材料ではあるものの、保有資産が魅力的で、赤坂の不動産と東京エレクトロンやリクルートHDの株式を大量に保有しています。総資産は約1兆円、純資産は約8,000億円、時価総額は約2,600億円という状態で、PBRはなんと0.3倍台という低水準です。
- 加えて時価評価されていない不動産の含み益が約2,000億円もあり、保有資産を切り売りするだけで時価総額の数倍の利益を出せる状態にあります。保有資産に対する時価総額の割安感だけで言えば、日本株の中でトップクラスだと思います。
- 放送法の外国人保有制限規制に守られているものの、以前、投資ファンドAVIから東京エレクトロン売却提案を受けた事が効いたのか、現行の中期経営計画では有価証券売却の目標値を定めています。上場企業による株式持ち合い解消の動きは強まっており、TBSホールディングスの自主的な動きに期待しています。