Williams-Sonomaは、米国ではそこそこ有名なおしゃれインテリアショップ
日本に住んでいると耳にする機会はほとんどないと思いますが、米国ではそこそこ有名です。
日本で言えば、フランフランを少し重厚にしたイメージでしょうか。キッチングッズや家具を中心に扱っています。
以下の通り、Webサイトもかなりおしゃれです。
特に2枚目の写真は、高級マンションのモデルルームのようですね。右側のレザーソファは好みです。
(出所:https://www.williams-sonoma.com/)
(出所:https://www.williams-sonoma.com/)
株価の推移
そんなWilliams-Sonomaですが、株価は軟調です。
2015年には80ドルを超えていましたが、足元、40ドル台で取引されています。
圧倒的な価格競争力を持つAmazonの脅威で、ここ数年、小売業は軒並み株価を下げています。小売業売りの流れに、Williams-Sonomaも巻き込まれている格好です。
(出所:https://finance.google.com/)
実際、Williams-SonomaのWebサイトでは、20%割引セールを行っています。
やはり、Amazonとの価格競争が厳しいのでしょうか。
(出所:https://www.williams-sonoma.com/)
業績の推移
業績をチェックするため、Williams-Sonomaのアニュアルレポートから数字を拾ってきました。
(出所:http://ir.williams-sonomainc.com/)
少し見づらいので、2002年を100%として指数化しました。
Net revenues(売上):
2002年から2016年の15年間で、2倍強に成長しています。
Net earnings/Net revenue(売上高純利益率):
リーマンショックの影響を受けた2008~2009年を除けば、安定しています。ただし、2015年以降、少し低下している点が気になります。売上自体が伸びているにもかからわず利益率が落ちているという事は、やはり価格競争に巻き込まれ、単価が落ちているのでしょうか?
# shares(発行済み株式数):
自社株買いの効果で、75%に低下しています。日本では余剰資本の使い方がいまいちな会社が多いですが、Williams-Sonomaは、「自社株買い・配当・事業投資」の3択から適切な使い道を選択しており、資本の有効な活用ができていると思います。
まとめ
株価が下がっている原因である、Amazonの脅威について、影響が無いとは断言できなさそうです。特に、売上高純利益率の低下は気になりますので、即断はせず、2017年の業績を見て、投資の是非を判断したいと思います。