2019/09/08

SNX (SYNNEX Corporation)を買い増し

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Synnexは

  • 以前125ドルで40株購入(リンク)したSNXですが、米中貿易摩擦の影響か、ここのところ株価が軟調です。Synnexの業績自体は堅調に推移しているので、割安に購入できるチャンスと考え、80ドルで15株買い増ししました。



15年分の業績をまとめました

  • 売上高(赤)が順調に伸びていることが分かります。買収等に際して株を発行しているため、株式数(青)が少し増加傾向にありますが、Synnexの場合は結果的にEPS(後述)が相応に伸びていますので、資本の使い方もOKと考えています。
  • 営業利益(黄)と純利益(緑)はスケールの都合上ほぼ見えませんので、次の利益率のグラフでチェックしたいと思います。



営業利益率と当期純利益率

  • 利益率の推移です。1~3%と非常に低い水準ですが安定しており、また、わずかに上昇傾向にあります。



  • SNXの事業はTechnology Solutions(IT機器の卸売り)とConcentrix(業務アウトソーシング)の2つで構成されており、売上高ベースではTechnology Solutionsが8割を占めていますが、Concentrixの方が利益率が高いため、営業利益ベースではTechnology SolutionsとConcentrixが半々となっています。
  • Synnexの利益率上昇については、Technology Solutionsの利益率上昇も効いていますが、それ以上にConcentrixのウエイト上昇が貢献しています。



一株当たりデータ

  • 最後に一株当たりデータです。きれいな右肩上がりで推移しており、リーマンショックが直撃した2009年についてもEPSは落ち込んでいません。
  • Synnexの事業のうち、Technology Solutions(IT機器の卸売り)は景気サイクルに弱そうな気がしますが、意外とリーマンショックで影響を受けていないんですよね。Synnexでは比較的景気サイクルに強そうなConcentrix(業務アウトソーシング)が伸びていますので、リーマンショックの際よりも景気サイクルへの耐久力は上がっていると考えており、今後も安定成長してくれるものと期待しています。