突然ですが、公的年金の仕組みを理解している人、周りにいます?
・・・ほとんどいませんよね。
「自分は年金がいくらもらえるのか」分かっていない人も多いです。
「自分は年金がいくらもらえるのか」分かっていない人も多いです。
私も「国がやっていることだから、よく分かっていなくても損はしないだろう」と漠然と思い込んでいました。ところが、よくよく調べると、公的年金には、知っている人だけが得をする仕組みがあります。
年金の仕組みを正しく理解することは、豊かな老後になるか、貧しい老後になるかの分かれ道になります。そこで、知らないと損する、知っていれば得する公的年金の仕組み(2017年時点)をまとめてみました!
年金額を1.42倍に増やす方法
通常(※)、国民年金や厚生年金などの公的年金は、65歳から支払われます。
※昭和36年4月2日以降に生まれた男性(女性は昭和41年)の場合
ところが、公的年金は、支給開始を65歳から70歳に繰下げすると、年金額を1.42倍に増やすことができます。
※昭和36年4月2日以降に生まれた男性(女性は昭和41年)の場合
ところが、公的年金は、支給開始を65歳から70歳に繰下げすると、年金額を1.42倍に増やすことができます。
ピンと来ないかもしれませんが、これ、凄いことです。65歳から受給した場合の年金が年に200万円の方を想定すると、
80歳まで生きた場合の年金総額
65歳支給開始: 200万×15年 = 3000万
70歳支給開始: 200万×1.42倍×10年 = 2840万
90歳まで生きた場合の年金総額
65歳支給開始: 200万×25年 = 5000万
70歳支給開始: 200万×1.42倍×20年 = 5680万
65歳支給開始: 200万×35年 = 7000万
70歳支給開始: 200万×1.42倍×30年 = 8520万
80歳で死亡した場合は損をしてしまいますが、より長生きした場合はかなり得をできます。
長生きは喜ばしい事ではありますが、現実問題、長生きするほどお金がかかります。長生きするリスクに備えるには、年金支給開始の繰下げ、かなり効果的な手段ではないでしょうか?
ちなみに、日本は世界有数の長寿国で、厚生労働省によれば、男性の平均寿命は80.98歳、女性の平均寿命は87.14歳です。
(出所:http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life16/index.html)
19.2万円の掛け金で、生きてる限り、年に9.6万円もらう方法
1号被保険者(主に自営業の方)だけが入れる付加年金という制度があります。
付加年金では、毎月の保険料はたったの400円です。
20歳から60歳まで加入した場合、400円の保険料を40年間(480月、総額19.2万円)払います。
そうすると、65歳から毎年96,000円もらえます。
自営業の方の国民年金は、サラリーマンが加入している厚生年金と比べると、年金額が少ないです。そんな自営業の方のための救済措置とも言える制度が付加年金です。
自営業の方は、付加年金を使わない手はありません。
ちなみに私はサラリーマンなので付加年金には加入できません(涙)