2017/10/22

おすすめの米国株ETFその2、VIG(バンガード・米国増配株式ETF)

スポンサーリンク



前回紹介したIVV(iシェアーズ・コア S&P 500 ETF)に続き、個人的におすすめしたい米国株ETFであるVIG(バンガード・米国増配株式ETF)を紹介したいと思います。



VIG(バンガード・米国増配株式ETF)

(1)連続増配株指数に連動
米国の連続増配株指数(10年以上連続して配当を増加させた企業で構成)に投資するETFで、約180社に分散投資しています(2017年8月31日時点)。

投資対象となっている企業は、業績が安定している点、新興企業(利益を配当をよりも事業投資に使う傾向がある)よりは成熟企業が多い点が特徴です。

上位10銘柄は以下の通りです(2017年8月31日時点)

1位: Microsoft
2位: Johnson & Johnson
3位: PepsiCo
4位: 3M
5位: Medtronic plc
6位: United Technologies
7位: Lockheed Martin
8位: Abbott Laboratories
9位: Walgreens Boots Alliance
10位: Accenture

IVVには、上位10銘柄にIT企業が5社(アップル、マイクロソフト、フェイスブック、アマゾン、グーグル)含まれています。一方、VIGではIT企業はマイクロソフトとアクセンチュアの2社のみです。VIGが投資対象とする連続増配株には、新興企業よりも成熟企業が多い点が表れていると思います。


(2)信託報酬は0.08%
IVVの信託報酬は0.04%なのでVIGはその2倍ですが、日本のETFや投資信託と比べればいずれもかなり低廉です。


(3)運用成績
トータルリターン(配当金を再投資した場合の利回り)は、以下の通りです。
2008年に注目すると、VIG(紺)の下落がS&P 500(黄緑)より小さいことがはっきりと分かります。業績が安定している企業が多く、不景気に強いという事がVIGの強みですね。

(出所:http://performance.morningstar.com/funds/etf/total-returns.action?t=vig&region=usa&culture=en-US)


(4)まとめ
安定銘柄で構成されていますので、株価の大底で投資するというよりは、ある程度株価が上昇している状況で余剰資金を投資するといった使い方が良いと考えています。