1.ETFに興味を持つ人が増えている?
最近、株を始めたばかりの方や、株を始めてみたいという方から、ETFについて教えてと頼まれることが続きました。世界的に株価が堅調なことや、金融機関の宣伝の影響でしょうか、投資に興味がある方が増加しているのかもしれませんね。
私自身、ETF投資はリーマンショックの影響がまだ大きかった2010年頃から行っています。当時はBlackRockのiSharesシリーズの海外ETF(米国市場に上場しているETFをSBI証券や楽天証券で購入)か、TOPIXや日経225の東証上場ETFしかまともな選択肢がなかったと記憶しています。
2010年頃と比べると、日本で買える海外ETF、東証上場ETFともに種類がかなり増えましたね。贅沢な悩みですが、選択肢が増えた結果、何に投資すればよいか迷ってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、個人的におすすめしたい米国株ETFをピックアップして紹介したいと思います。
(1)S&P 500指数に連動
S&P 500という米国を代表する株価指数に連動するETFで、世界最大の資産運用会社であるBlackRock社が運用しています。米国の代表的な企業500社に投資します。
上位10銘柄は以下の通りです(2017年9月30日時点)
1位: Apple
2位: Microsoft
3位: Facebook
4位: Amazon
5位: Berkshire Hathaway
6位: Johnson & Johnson
7位: Exxon Mobil
8位: JP Morgan
9位: Alphabet Class A
10位: Alphabet Class C
米国はIT分野で圧倒的な地位を築いており、上位10銘柄にもIT企業が多く入っています。アップル、マイクロソフト、フェイスブック、アマゾン、グーグル(AlphabetのClass AとClass C)と、上位10銘柄のうち6銘柄がIT企業です。
IT企業以外では、バークシャーハサウェイ(保険・投資)、ジョンソンエンドジョンソン(医薬品)、エクソンモービル(石油・ガス)、JPモルガン(銀行・証券)の4社が含まれています。
(2)信託報酬は0.04%
信託報酬0.04%とは、日本から買えるETFとしては最も低廉な水準です。他にはVanguard社が運用しているS&P 500連動ETFのVOOも信託報酬は0.04%ですが、IVVの方が流動性が高い(取引量が多く価格が安定している)ため、個人的にはVOOよりもIVVが優れていると考えています。
ちなみに、東証に上場している日本株ETFの信託報酬は「iシェアーズ TOPIX ETF (1475)」の0.06%が最低水準です。こちらもBlackRock社が運用しています。
(3)運用成績
トータルリターン(配当金を再投資した場合の利回り)は、以下の通りです。10年間でマイナスになった年は2008年のみです。株式のトータルリターンは超長期的には年率7%程度と言われていますので、2009年以降の成績は少し好調すぎるかもしれませんね。
(出所:http://performance.morningstar.com/funds/etf/total-returns.action?t=ivv®ion=usa&culture=en-US)
(4)まとめ
信託報酬0.04%とは、日本から買えるETFとしては最も低廉な水準です。他にはVanguard社が運用しているS&P 500連動ETFのVOOも信託報酬は0.04%ですが、IVVの方が流動性が高い(取引量が多く価格が安定している)ため、個人的にはVOOよりもIVVが優れていると考えています。
ちなみに、東証に上場している日本株ETFの信託報酬は「iシェアーズ TOPIX ETF (1475)」の0.06%が最低水準です。こちらもBlackRock社が運用しています。
(3)運用成績
トータルリターン(配当金を再投資した場合の利回り)は、以下の通りです。10年間でマイナスになった年は2008年のみです。株式のトータルリターンは超長期的には年率7%程度と言われていますので、2009年以降の成績は少し好調すぎるかもしれませんね。
(出所:http://performance.morningstar.com/funds/etf/total-returns.action?t=ivv®ion=usa&culture=en-US)
(4)まとめ
米国株に投資したいという方にとっては、特に欠点が見当たらない優秀なETFだと思います。株式市場全体として下げることがあれば新規購入し、ポートフォリオの中心としていきたいです。