JR東日本(9020 JP)を購入
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鉄道最大手のJR東日本を10,000円で100株購入
- 秋の台風被害の影響なのかJR東日本の株価がやや落ちていたため、チャンスととらえて投資しました。
- JR東日本というと鉄道会社というイメージが強いと思いますが、2017年度の売上高構成を見ると輸送サービス(鉄道やバス)は70%だけで、生活サービス等(駅ビル、オフィス賃貸、SUICA決済)が30%を占めています。JR東日本の生活サービスは主要駅の駅前という好立地を活かして展開しており、非常に競争力が高いです。生活サービス事業は今後も順調に成長する見込みで、JR東日本の経営計画では、2027年ごろには売上高の40%に達する予定となっています。
JR東日本は業績の安定感が魅力
- JR東日本の当期純利益等の推移はこちらです。2009年度(リーマンショック)、2010年度~2011年度(東日本大震災)の当期純利益がやや落ち込んでいますが、全体としては安定して推移しています。
- ちなみに、JR東日本はJCRの格付けでAAA格、R&Iの格付けでAA+格を取得していますが、いずれも日本企業の中では最上位の評価となっています。人口密集地の間を走るJR東日本の鉄道網をリプレースすることは事実上不可能であり、多くの民間企業が競合会社と体力の削り合いを余儀なくされる一方、JR東日本には自社のペースで悠々と事業を展開できる強さがあります。
- 続いて、ROEを確認します。2009年度(リーマンショック)、2010年度~2011年度(東日本大震災)は5%程に低下していますが、その他は10%前後で安定しています。なお、今年秋に北陸新幹線が台風で水没してしまいましたが、被害額は数百億円規模にとどまる見込みであり、ROE換算で1%ポイント未満の影響です。
- 最後にEPS等を確認します。EPS(黄色)は、やはり2009~2011年度にかけて落ち込んでいますが、直近ではリーマンショック前の水準の1.5倍ほどまで伸びてきています。当期純利益そのものの伸びに加え、控えめではありますが、自社株買いで発行済み株式数が減少している事もEPS上昇に効いています。
EPSは上昇傾向なのに、株価は横ばい
- 株価は2012年から2015年にかけて急上昇した後、横ばいで推移しています。2012年から2015年の急上昇でその後のEPS上昇まで織り込んでしまった感もありますが、着実にEPSが伸びていることを考えると、投資対象としての魅力度は高まっていると考えています。後々、EPS上昇に株価が追いついてくると期待しています。