2020/03/07

中国最大手損保のPICC P&C(2328.HK)を買い増し

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コロナウイルスの影響で株価低迷中のため6000株買い増し

  • 元々4000株持っていましたが、コロナウイルスの影響で株価が下がってきたため、8.26HKDで6000株だけ買い増ししました。なお、5年チャートで株価を確認してみると、毎年必ず8HKD前後まで株価が下がっており、コロナウイルスの影響で特別大きく下げているわけではありません。
  • コロナウイルスの影響がどの程度出るのか、完全には把握できていませんが、そもそも、保険では基本的にパンデミックは免責であり、また、S&PやMoody'sといった格付け会社も中国の保険会社の倒産リスクについて特段警告を発していません。このため、コロナウイルスは、業績に一定の影響はあるものの、資本が既存するほどの「甚大なものではない」と判断し、買い増しすることにしました。



PICC P&Cの業績推移

  • まずは、売上(保険料)と利益の推移から確認していきます。赤色の売上は順調に伸びており、2019年は4000億人民元を超える見込みです。4000億人民元は約6兆円で、これは日本の全損保会社の売上とほぼ同じ額です。中国最大手なので当然かもしれませんが、それほどまでにPICC P&Cは巨大な企業です。
  • 続いて利益率の推移です。損保会社は保険金の支払いなどで全国各地に事業所を置く必要があり、規模がものをいう業種であり、中国最大手(マーケットシェア35%!)のPICC P&Cはかなり有利なポジションにあると考えています。競争優位を活かし、しっかりと利益を出していってほしいです。
  • 最後に一株データの推移です。EPSはきれいに伸びているというよりも横ばいで推移しています。利益率を維持しつつ売上を伸ばすことで、EPSを成長させていってほしいです。なお、2019年度は上半期だけでRMB0.756(※2018年度上半期はRMB0.544)のEPSを出しており個人的には結構期待しています。