GOOGLとFBが決算発表後に急騰
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決算発表前後の株価
- 4月28日のGOOGL決算発表を受け、4月29日にGOOGLとFBがそろって急上昇。更に、4月29日のFB決算発表を受け、FBは4月30日にもさらに急上昇しています。5日間の株価上昇はFBが6%、GOOGLが3%、VTI(=米国株市場全体の平均)が0%ですので、GOOGLとFBの強さが際立っています。
GOOGLの2020Q1決算
- GOOGLは、Q4に売上が急増し、Q1は少し落ち込む傾向があります。2020Q1の売上は2019Q4よりも落ち込んでいますが、例年の傾向通りの推移となっています。
- 決算説明会のQAに重要な情報が載っていました。Goldmanのアナリストの質問に、GoogleのCFOが回答しています。回答の2パラグラフに2020年3月は対前年で15%前後の減収であったこと、6パラグラフの4月に入ってからは3月同水準(対前年15%前後の減収)で推移していることが載っています。コロナの影響が深刻化した4月についても、足元の売り上げが大きくは減っていないことが好感され、株価急騰につながったと考えられます。
FBの2020Q1決算
- FBでもGOOGL同様、Q4に売上が急増し、Q1は少し落ち込む傾向があります。2019Q4から2020Q1の推移もグラフ上の見た目は例年同様のものであり、コロナウイルスの影響は須戸まで大きく出ていません。なお、2019Q1~Q2はコストが膨らんでいますが、これは制裁金等の一時的なものです。
- 決算資料の補足コメントを読むと、売上が3月に急減した後、4月は2019年同水準で推移しているとの記載があります。今後、中小企業の資金繰りがさらに悪化すれば広告収入がさらに落ち込むこともあると思いますが、足元の状況はGOOGLよりもFBの方が良く、結果として株価の上昇率もFBの方が高くなっています。
- GOOGLはともかくFBはまだ十分に購入できていないので、できれば株価を少し落としてほしいのですが、この見通しであれば安く買うチャンスはそうそう来ない気がします。